研修会開きました(ケアプラン部会:その4)

2014年8月7日|

 課題標記の方法に続き、長期・短期目標の設定方法について、次のように説明がありました。

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(1)利用者および家族と共に目標を考える

(2)課題(ニーズ)に対するサービスを提供した場合、〇ヶ月後にはどのような状態となっているかをイメージする

(3)利用者および家族と共に達成できたか、現状はどのような状況かを判断するための具体的な内容とする。できれば数値化が理想である。

(4)課題(ニーズ)に対するサービスを提供し、短期目標を達成し続けた結果、〇ヶ月後にはどのような状態となっているかをイメージする(長期目標)。

 基本的には個々の課題(ニーズ)に対して設定する。また利用者も支援を受けながら達成する到達点とする。

(5)援助目標は、「援助する上での目標」すなわち援助側の目標である。したがって、援助する者として、専門的な判断により設定するものとする。

(6)援助する上での目標は「援助した結果どうなるか」を示すものである。「援助によって利用者が〇〇のような生活を送ることができるようになる」、「○○することができる」というように利用者本人を主語としてとらえる必要がある。

(7)援助目標は、サービスする側の目標であるからといって、「〇〇というケアをする」とならないようにする。「利用者の状態像」を記述するところである。

 

 特に目標設定については、「『転倒なく歩けるようになる』というのではなく、『施設の中で5メートル歩けるようになる』、『杖をついて〇〇メートル離れた店に一人で行ける』など、できるだけ数値化して具体的に書いて下さい」と述べた上で、「そのためにどのような訓練をするか?生活場面ではどのようなことをするか?誰が担当し、何曜日と何曜日の何時から実施するか?など具体的に書いて下さい。実行できないといけないわけですから、確実に実行できるためにはどうやればいいかを考え、作成してください。期間も具体的に『〇〇月〇〇日から〇〇月〇〇日まで』と明記して下さい」と、ケアプランが「絵に描いた餅」にならないよう、具体的で客観的なものにする必要性を強調しました。

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(つづく)

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