研修会開きました(ケアプラン部会:その5)

2014年8月8日|

 このようにして作成された利用者本位の「ポジティブプラン」ですが、それが計画通りに実施されていなければ机上の空論。「ケアプラン通りに実行できたかできなかったか。実行できなかったとすればそれはなぜか。どんな要素が秘められていたのか。無理がなかったか。などを定期的に見ていくのがモニタリングです。このモニタリングの際、どのような視点をもっていくかが大事です」と高齢者ケアプラン研究部会の原貴子副委員長。モニタリングに必要な要素について、次の6点を挙げました。

 

(1)生活課題の充足度

(2)目標の達成度

(3)サービスの適切性(生活課題に対応したケアが提供できているか)

(4)利用者および家族の満足度

(5)ケアマネージャーやサービス担当者会議の活動評価

(6)新たな生活課題が生じていないかのアセスメント

 

 その上で「これらのためにも漠然と『安心して〇〇できる』とか『安全に〇〇できる』だけではなく、距離や時間、回数を数値化し、実施曜日、場所を明記するなど、具体的に目標が立ててあるとモニタリングがしやすくなります。皆さんも施設に帰ったらケアプランを確認し、見直しをしてください」と呼びかけました。

 続いて指定様式として「第1表:施設サービス計画書(1)」、「第2表:施設サービス計画書(2)」、「第3表:週間サービス計画書」、「第4表:日課計画書」、「第5表:サービス担当者会議の要点」、「第6表:サービス担当者会議に対する照会(依頼)内容」、「第7表:施設介護支援経過」について、これらの全てが揃っていなければならず、どれか一つが欠けても実地指導で確実に指導を受ける重要なものであることをおさらいして講義が終了。いよいよグループによるケアプランの策定作業に入りました。

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(これから実際にプランを作るとあって、皆真剣に耳を傾けていました)

(つづく)

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