ヘルスカウンセリング研修会開きました(看・介部会:その4)

2016年2月17日|

看護・介護研究部会が26日(土)、宮崎市のJAアズムで開いた「ヘルスカウンセリング」研修会。ヒューマンスキル・アカデミー公認のストレスゼロ・トレーナーで、「Eternal Grouth(エターナル・グロウス)」代表の榎木田 智子さんによる講義「まずは、私が元気でいるために。心の健康・ストレスゼロ」も終盤になりました。

榎木田さんは「この3つの言葉に要注意! ストレスを半減させる方法」として、次のように説明しました。

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(1)「みんなが(誰も)私のことを理解してくれない」

→「理解してくれない」、「賛同してくれない」などと否定の語尾がつくと、それを脳が”普遍的なルール”と思い込んでしまう。したがって、「みんなって誰?そうじゃない人って本当に一人もいない?」と考える。一人でも例外を見つけることができたら、それでストレスは半減する。

(2)「・・・しなければならない」

→「残業しなければならない」、「家事をしなければならない」など、この言葉を使った途端に脳は「自分が犠牲者」と認識してしまう。そこで「それをしなかったらどうなるの?」と考える。「じゃあ残業しなかったらどうなる?翌朝早く行って仕事しないといけない。そうするとミスを誘発するかもしれない。それだったら残業をやっておきたいな」というふうに、「しなければならない」が「やっておきたい」に変わる。それによりストレスが半減する。

(3)「できない」

→自分ができないことだけでなく、周囲の人ができないということも含まれており、「できない」と考えることで脳は「できる」というチャンスを一切考えなくなる。そこで「何がそれを妨げているの?」と考える。すると具体的に足りない部分が答として出てきて、脳はそれをどうやって補おうかと考え、探すようになる。自分で「何が?」と質問し、ストレスをとっていくこともやって欲しい。

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 研修会の最後に「今からワークをします。これをやることで皆さんの生産性は上がります」と榎木田さんは、参加者を21組にさせ、次のように指示しました。

(1)ジャンケンをし、勝った方が負けた方を1分間ほめる。その際、相手の見える所を何がどのように素敵なのか考えてほめる。

(2)ほめられた方は謙遜するのではなく、「ありがとう」と感謝。

(3)1分経ったら立場を交代して続ける。

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  006BQ8V9965.JPG初対面の相手にとまどいながらも、真剣に、そして楽しくワークが行われ、会場は明るい雰囲気に包まれました。そんな中で榎木田さんは「ほめられると照れるけれども『嬉しい』という気持ちになります。ほめる方は結構難しく、よく観察しないとほめられません。しかし具体的にほめられて『いやだ』という人はいません。目に見えていい所をほめてやるといいですから、職場に帰って利用者や職員に会って何か一日一個でもいいからほめることを習慣にしてください。すると人間関係は劇的に変わります。これまで述べた目線や態度のあり方に加え、ほめることで自分をメンテナンスできて、ほめる力が出てきます。またほめられた相手は『自分を認めてくれた』と思います。できるだけすすんで良いところをみつけ、フィードバックし、人間関係を広げていって欲しいと思います」と言い添えました。007BQ8V9979.JPG

 講義の最後を「今まで話したことを、まずは1ヶ月間意識的に実践してみてください。皆さんの笑顔がこれからも地域を明るく照らす灯(ともしび)となりますことを祈っています」と締めくくった榎木田
智子さんに、参加者からは感謝の拍手がおくられました。

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(終わり)

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