ヘルスカウンセリング研修会開きました(看・介部会:その3)

2016年2月16日|

 

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「皆さん、落ち込んだときの姿勢や目線はどうなっていますか?たいていの人は目線が落ちて背中も丸くなっています。一般的には落ち込むから、つらいからそういう姿勢や目線になりがちだと思われがちです。しかし逆の事もいわれています。『そういう姿勢、目線だから落ち込むのだ』と。ストレスゼロはこういう仕組みを利用しています」と話し始めたストレスゼロ・トレーナーで「エターナル・グロウス」代表の榎木田
智子さんは切り出し、目線(上・横・下と右・左)と脳の働きについて次のように説明しました(右利きの人の場合で、左利きだと反対に出ることもあるそうです)。

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【上を見る場合】

○自分の右斜め上を見る時は、未来や想像上の映像を見ている

□自分の左斜め上を見る時は、過去の映像を見ている

【横を見る場合】

○自分の右横を見る時は、未来や想像上の会話を聞いている

□自分の左横を見る時は、過去の音や会話を聞いている

【下を見る場合】

○自分の右斜め下を見る時は、感情や味覚・嗅覚を感じている

□自分の左斜め下を見る時は、ひとり心の中で会話をしている

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 これを踏まえて、「日常生活の中でストレスを軽減する方法」として、(1)辛い時、理由はともあれ、肩を開いて目線を上げる!(2)買い物のときなど、歩く姿勢や目線の位置を意識する!(3)お風呂に入ったとき、トイレに入ったときは目線を上!(4)携帯電話を見る時間を減らす!の4つが紹介されました。国内外の著明な政治家はスピーチの時に目線を下げないようトレーニングしていることや、利用者のケアやお見舞いなどでベッドサイドに行ったときは、目線が下がらないよう足元ではなく枕元に立つようにするとよい事などを説明した榎木田さんの「最初に『テキストを見ずに、顔を上げて、目線を上げて』と言ったのはこれらに関係があるからです。理屈はいいですから、苦しい感じ、つらい感情を手放したいと思ったら目線を上げて、無駄な内面会話との回路を切って下さい。1ヶ月毎日、30秒でも1分でも目線を上げる習慣をつけるとわかります。イライラが『まあいいかな』となります。3ヶ月を過ぎたあたりからかなりの変化があります」という言葉を、参加者は納得の表情で聞いていました。

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(つづく)

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