8月8日ひょうたんの日

2016年8月8日|

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 88日は瓢箪(ひょうたん)の日。ウエストがきゅっとくびれているひょうたんの形が「8」に似ているからではないかと思いますが、球状や楕円形、棒状のひょうたんもあるのだそうです。

 ウィキペディアによると、ひょうたんは最古の栽培植物のひとつで、原産地のアフリカから食用や加工材料として全世界に広まったと考えられているそうです。日本では縄文時代草創期から前期にかけての遺跡である鳥浜貝塚から種子が出土しており、文献史学上では『日本書紀(720年成立)』の中で「瓢(ひさご)」としてはじめて公式文書に登場しているそうです。

 ひょうたんは水筒や酒の貯蔵に用いられるだけでなく、柄杓(ひしゃく)や食器、茶器、花器、楽器、漁具(浮き用として海女さんが抱えたとのこと)など、加工材料としても様々な用途に用いられたそうですから、いわば植物界のマルチプレーヤーみたいな存在だったのではないでしょうか。

 我が国では昭和50年(1975年)に「全日本愛瓢会」が発足、平成16年には特定非営利活動法人となり、平成248月現在で、45都道府県に922人もの会員がいて、ひょうたんの愛好、普及指導を行っているそうです。様々な大きさや形のひょうたんに着色や装飾を施して芸術作品に仕上げ、各地での展示会も行っているようです。

 老健の利用者の中にもひょうたんの愛好家、あるいは実用品として使っていた方がおられたのではないかと思います。施設にひょうたんがあるところは、眺めたり手に取ったりしながら、ひょうたん談義に花を咲かせてみてはいかがでしょうか。

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