あの日を忘れない

2012年1月17日|

  今日は117日。17年前のこの日、午前546分に阪神淡路大震災は起こりました。テレビもラジオも一斉にその報道に切り替わり、朝が明けてくるにつれて、その被害のすさまじさも続々と伝えられ始めました。崩壊した建物、倒れた高速道路、至る所で立ち上がる炎と煙・・・。そんな中で呆然と立ちすくむ人達の姿に、我が目を疑うしかありませんでした。6434人の尊い命が犠牲になりました。

 本当に大変な災害でしたが、そんな中で、手を取り合って、人々は復興へ向けてたくましく歩み始めました。その影像に、「涙の数だけ強くなろうよ アスファルトに咲く花のように」と岡本真夜さんが歌う「tomorrow」が重なり、流れ出る涙を止めることができませんでした。

 震災のみならず、自然災害は過去のものではありません。昨年311日には、あの東日本大震災・・・。災害は繰り返されるものであり、それがいつ、どこで起こるかも予測困難です。これに対して「100パーセント、絶対に、確実に安全だ!!」という保証は無いのだと肝に銘じないといけません。

 「想定外だった」では済まされません。自然災害を未然に止めることも極めて困難です。過去に起こった災害を教訓にして、これから起こるであろう災害に備えることが肝要です。

 被災地をはじめ、各地で震災の記憶を風化させないための行事がありますが、私たち一人一人も、今日という日を防災、減災への備えの重要性を再認識するための、そんな117日にしたいと思います。

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