夜光雲(ロケット雲)現る
写真は1月24日の夕方、宮崎市内で撮影したものです。既にネット等でも沢山の画像が投稿されていますが、「なんだこれは!?」と驚いた方もいたのではないでしょうか。
これは同日のH2Aロケット32号機発射に伴い生じた「夜光雲(やこううん)」。「ロケット雲」とも呼ばれ、地球上で最も高いところに発生する雲だそうです。通常の雲は地上から10キロメートルくらいまでの間にできるのに対し、夜光雲は地上約75~85キロメートルの中間圏界面付近に発生するそうですから、ものすごく高い所の雲だと言えます。そのため地上が暗くなってもまだ太陽光を受け、光って見えることから「夜光雲」と名付けられたとのこと。
その高さもすごいのですが、この姿も驚きです。暮れかかる空に白いペンキで一筆書きしたような抽象画、あるいは何かの文字、はたまた落書き・・・。いずれにせよ普段見かける雲とは全く異なる現象に驚くやら感動するやら天変地異を心配するやらといった複雑な気持ちでシャッターを切りました。
ちなみにこの写真は昨年2月17日に打ち上げられたH2Aロケット30号機の発射直後に見られた雲。宇宙に向かって一直線!という感じですが、この後もやはり夜光雲が観測されたそうです。
綺麗な空が広がる自然豊かな宮崎県。春夏秋冬そして昼夜を問わず美しい景色を楽しむことができます。利用者の方々と一緒に見上げていたら、ひょっとするとこのような空のマジックショーを観る事ができるかもしれませんね。
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