枯れ木に花が咲くかも?
「花咲かじいさん」の話が頭に浮かびました。8月17日の宮崎日日新聞、「深海エビから分解酵素発見」という見出しのついた、小さな記事を読んだ時のことです。
その記事は、太平洋のマリアナ海溝の水深約1万900メートルに生息する「カイコウオオソコエビ」というエビの体内から、おかくずや紙などを高効率で分解する酵素を発見したと、海洋研究開発機構のチームが発表した・・・という内容でした。
その酵素を使えば、枯れ木や古紙からバイオエタノールが作れる可能性があるとのこと。これはすごい発見です。「エビで鯛を釣る」ならぬ「エビで車を動かす」ようになるかもしれません。
つまり、車の燃料タンクの中にはカイコウオオコソエビがうじゃうじゃ、がさごそ動いていて、燃料口からガソリンじゃなくて枯れ木や古新聞、古雑誌を入れるとそれがバイオエタノールになって車がブーン!と走る、というわけです。映画”バックトゥーザフューチャー”に出てくる名車デロリアンは、未来には空き缶を燃料にして走っていましたが、古新聞で車が走る未来が来るかもしれませんね。そうなると、新聞配達のバイクの燃料も古新聞!究極のリサイクル時代到来か!?「花咲かじいさん」の物語は室町末期か江戸初期頃だそうですが、「枯れ木で車を動かしましょう!!」と花咲かじいさんも今頃「えび腰」を伸ばしながら得意満面かも。
問題は、地球で最も深い、あのマリアナ海溝から、「カイコウオオコソエビ」を誰が、どうやって捕まえてくるか?ということでしょうか。素潜りじゃとても無理だもんなあ・・・え?そういう問題ではない(-_-)。ともかく何だか期待したくなるような記事でした。
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