栄養教室開きました(その3)

2012年11月6日|

 各グループとも調理が終わり、いよいよ試食です。「百聞は一見にしかず」ならぬ、「百聞は一食にしかず」とばかり、受講者は出来上がったソフト食4品を一口一口、興味津々に口に運んでいました。

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 あちこちで聞こえる「美味しい!」の声。しかし受講者は日頃から高齢者の食事に携わるプロ。味覚を楽しむだけでなく、見た目の形や色使い、香り、箸でつかんだ時の取りやすさ、口に入れた時の感触や噛みごたえ、食塊の作りやすさや喉への運び込みやすさ、そして喉ごしなどを一つ一つ確かめながら、ソフト食の特徴を確認していました。また、運営スタッフである老健の栄養士や納富さん達も交え、意見や感想を出し合い、美味しく楽しいながらも、真剣で内容の充実した試食会となりました。

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 「ソフト食はすごく自然で、高齢者にも喜んで食べてもらえると思う」、「巻き寿司の具がとてもやわらかく、高齢者も食べやすい」、「食べる前の見た感じが普通食のように良かった」・・・など、ソフト食を高く評価する声が聞かれました。

 また、「本で見るより自分の目で見て作ることができて勉強になった」、「他のヘルパーの方にも参加してもらえるよう、頻繁に教室があるといい」、「自宅周辺にもソフト食に興味を持っている人が多く、もっと声掛けを大にして開いてもらえるといい」など、この高齢者栄養教室の、より充実・拡大した継続開催を望む声も寄せられ、後味の良い教室となりました。

(終わり)

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