あれから1年。
昨日は7月27日。昨年のこの日、口蹄疫のため県内全域に出されていた「非常事態宣言」が全面解除されてからちょうど一年を迎えました。5月18日から実に98日間。県内各所に消毒ポイントが設けられ、雨の日も風の日も、炎天下も真夜中も、通る車一台一台に両手を下に振る「スピードを落として!」のポーズをされていた風景が、今なお鮮明に脳裏に焼き付いています。不要不急の外出を自粛し、イベントは軒並み中止や延期。甲子園予選も無観客試合。何とも寂しく、そして辛い期間でした(もっとも、一番辛かったのは、生産者の方々であり、今も復興に向けて大変なご苦労をされています)。
宮崎の夏の夜を盛り上げる各地でのお祭りはもちろん、県内各地の老健施設でも、夏祭りの中止や延期が相次ぎ、利用者様も不安と残念な思いが入り交じる中で過ごされていたかと思います。
あれから1年。今年の宮崎は元気です。あちこちで夏のお祭りやイベントが目白押しです。各老健施設のおいても、アイデア盛りだくさんの夏祭りが催されているかと思います。それまで当たり前に行われていたことを、当たり前に行えるということのありがたさを、今、ひしひしと感じています。
口蹄疫は終息しましたが、日本全体が復興への取り組みを続けている現状です。夏祭りを開けることに感謝しながらも、復興に向けて何ができるか、何をすべきか、考えながら、アクションを起こしたいと思います。
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