人は老いない

2013年7月11日|

A man is not old until regrets take the place of
dreams.


 「人は老いない。後悔が夢にとって替わるまでは」と言ったのはアメリカの俳優ジョン・バリモア(John Barrymore1882-1942。『世界のトップリーダー英語名言集』、デイビッド・セイン/佐藤淳子、Jリサーチ出版)。

 老健施設に勤務する中で、「利用者様に生き生きとした人生を送ってもらうにはどうすればいいか?」と常々考えているのですが、ジョン・バリモアが言うように、夢を持ち続けていただくことは重要だと思います。

 そのためには「夢のあるケアプラン」を作り、それを実践することではないしょうか。単に「歩けるようになる」という漠然とした目標ではなく、例えば「歩いて50メートル離れた〇〇さんの家に行き、趣味の将棋をさして楽しい午後のひとときを過ごす」というように、生き甲斐に直結する具体的な目標を設定し、それを各職種が連携しそれぞれの専門性を活かして実践し実現を目指す・・・。できないことを悔やむのではなく、できる喜びを次なる夢へつなげ続けられたら、「人は老いない」のではないでしょうか。

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