備えあっても憂いあり。
「防災」から「減災」へ。東日本大震災を契機に、災害に対する向き合い方が変わろうとしています。昨日も台風15号が、宮崎だけでなく、日本列島の広きに渡って猛威を振るいました。土砂災害や河川の氾濫、そして首都圏では交通機関が麻痺し、いわゆる「帰宅難民」が長蛇の列をなしていました。
西暦2011年。これほどまでに天変地異の恐ろしさをまざまざと見せつけられたことがかつてあったでしょうか。日本中どこにいても、「絶対に安全!」という地はないのだと思い知らされました。
同じように「備えあれば憂いなし」ということは決してないのだと、考えずにはおれませんでした。「備えはバッチリだから、これで心配ない」と思う油断があれば、その中にこそ危険が潜んでいるのだ、と。今までの自分を振り返り、反省すべき点が多いことに気づかされました。
「備えがあっても憂いはある」と気持ちを引き締め、万が一の際でも、最小限の被害に食い止められるようにすること。それが「減災」につながるのではないだろうか、と思いました。
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