研修会開きました(ケアプラン部会:その2)

2014年8月5日|

 「1.食事・水分摂取に関するケア」、「2.排泄に関するケア」、「3.入浴・清拭に関するケア」、「4.洗面、口腔清潔・整容・更衣に関するケア」、「5.基本動作・リハビリテーション等に関するケア」、「6.医療・健康に関するケア」、「7.心理・社会面に関するケア」の7つの分野にわかれているケアチェック表。それぞれについて「ケア内容」、「ケア提供の場所/使用用具等」、「要介護者等の健康上や生活上の問題点及び解決すべき課題等」が細かく記載され、全てのケアが網羅されているだけでなく、本人の訴えや家族の要望もくみ入れやすいという特徴を踏まえ、原貴子副委員長は次のように記入要項を説明しました。

 

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(1)サービス提供機関が行っている全てのケアについて、「提供」の欄に○を記入する。サービス機関が複数にわたる場合は、記号を○△□などで区別して記入する。

(2)家族が提供しているケア内容がある場合は、「家族」の欄に○を記入する。

→要介護者に対して誰がどのようなケアを行っているかを明らかにする。

(3)「ケアの提供場所/使用用具」について○と種類の記入を行う。

(4)「要介護者等の健康上や生活上の問題点及び解決すべき課題等」を記入する。

→明らかになったケア内容や場所、用具等を照らし合わせ、該当するものがないか検討する。

(5)チェックした項目について、番号とともに具体的内容を記述する(ニーズの文章化、短期目標の設定)

(6)これら一連の作業を7分野にわたり記述し、立案する項目の検討を行う。

(7)立案にチェック後、解決すべき課題の優先順位を検討する。

 

 その上で(7)の「解決すべき課題の優先順位」について原副委員長は「まずは『緊急度』。命に関わることが最重要課題です。本人に苦痛や痛みなどがあると、まわりがいくら『頑張ってやろう』と言ってもできません。ですからそれを解決してやることが大事です。その次に考えるのが『必要度』。本人や家族の希望や介護量の軽減、日常生活活動能力の維持のために必要かどうかを考えて下さい。3番目が『実現可能性』です。在宅生活の維持や将来的に解決すべき課題、QOLの向上などがそうであり、これらの事をそれぞれの項目に当てはめながら検討していって下さい」とポイントを示しました。

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(つづく)

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