開催しました!「九州大会inみやざき」(その5)

2024年7月30日|

 「生産性向上等を通じた働きやすい職場づくり」について、「今回『生産性向上推進体制加算』というのをつけてもらいました。これは厚労省と財務省がかなりやりあってなんとか勝ち取った加算です。高い方の『加算Ⅰ』は100単位。個別加算ではありません。施設全体の体制加算です。これは100人いれば全員取れて一月10万円です。すぐに取れないかもしれませんが、上の加算がとれるようにトライして下さい」と呼びかけ、介護ロボットやICT等のテクノロジーの導入や、介護助手の導入によるタスクシフトについて具体的に説明を始めました。

東会長が施設長を務める介護老人保健施設いこいの森では全職員がインカムを導入。はじめは有線方式だったのを現在はブルートゥース方式の骨伝導に変更。また全てのベッドに高度なカメラを備えた見守りシステムを設置、そこからの情報はクラウドに情報を上げ、呼吸状態の異常や転倒、転落などをAIが判定し異常を察知するとただちにインカムに伝えるとのこと。そのため誰かがずっと監視しておく必要がないとこ。

また記録システムへの入力は、それぞれの現場からスマートフォンを通じた音声で行っているそうですが、様々な情報を同じ端末でやりとりする中で、その優先順位は「①異常事態発生の通知」「②ナースコール」「③職員間のインカムのやりとり」「④記録」と、情報の重要度と緊急性を考慮したものになっているとの説明に、参加者は納得しながら聞き入っていました。

さらに異常発生時にはその状況が動画で確認、記録されるため、瞬時の状況把握はもとより、再発防止のための安全な環境設定に有効であるとのことが、スライドに実例を示しながら説明がありました。

(つづく)

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