研修会開きました(看護・介護部会 その1)

2013年7月18日|

 (公社)宮崎県老人保健施設協会看護・介護研究部会は76日、宮崎市の古賀総合病院で研修会を開き、褥瘡(じょくそう)について学びました。

 今回のテーマは「高齢者施設での褥瘡予防」。開会にあたり、挨拶に立った同部会の仮屋美喜子委員長は、「今日は老健や特養など57施設からたくさんの方が来られ、褥瘡ケアへの関心が高いことが伺えます。本日の研修は『できてしまった褥瘡をどう治すか?』ではなく『褥瘡ができないためにはどうすればいいか?』がテーマです。しっかり学んでいって欲しいと思います」と呼びかけました。

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(開会の挨拶をする仮屋委員長)

 

 同部会では518日、同じ会場で感染予防対策に関する研修会を開き、115人の参加がありましたが、今回はそれを大幅に上回る144人が受講。会場は超満員となりました。

 

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(会員施設以外からも多数の参加があり満員となりました)

 

 講師は古賀総合病院副院長で介護老人保健施設春草苑の緒方克己施設長。皮膚科の専門医です。緒方先生は「褥瘡は治療というより、作らないですめば作らない方がいいし、できていいことはありません。今日は褥瘡がなぜできるのか、どうしたらできないように管理できるか、そしてできたとしてもどうやったら施設で治せるか、そのヒントになるような話をしたいと思います」と切り出しました。

 

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(優しく語りかける講師の緒方先生)

 

 「褥瘡ほど身近な病気というか障害はありません」と、褥瘡は特別な病気ではないことを指摘した緒方先生、「褥瘡がなぜできるかがわかれば、自分たちで『どうすれば褥瘡ができないですむか』を考えることができます。”褥瘡は大変だ”、”褥瘡は治りにくい褥瘡ができたら介護・看護の恥だなどと思いがちですが、嫌なイメージは捨てて、褥瘡を日常的なものとして、賢く対応しましょう」と言い添えました。

(つづく)

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