Masaさん(菊地雅洋氏)第2弾講演会開きました(事務長会&看護・介護部会:その2)

2015年10月9日|

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 14時になりいよいよ開会。司会は看護・介護研究部会の上村久美子委員長(↑)が務めました。

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 開会にあたり事務長会の川崎豊彦委員長(↑)は「本日は忙しいところ集まっていただきありがとうございます。今日は県内の老健、特養、グループホーム、小規模多機能型居宅介護、行政関係の方、そして鹿児島県の老健の方にもお越し下さって約400人もの方に、この席にお着きにいただいております。さて、私達はマンネリ化したマンパワー不足と厳しい経営に迫られている中、この4月にはさらに厳しい改定を受けて、皆様もそれぞれの部署でご苦労されていると思います。しかし、私達サービス事業提供者がご利用者の皆様と一旦契約を交わした以上は、絶対にはずしてはいけないものが根底にあると思っています。それを本日は菊地先生にお話しいただきたいと思います。そして先生が話されると思いますが、『宮崎の赤い花』となる人が今日のこの400人の方だけではなく、4千人、4万人、40万人に膨れあがって、宮崎が『赤い花になる人材』で埋め尽くされるような講演会になるといいと思います。最後までご傾聴をお願いします」と挨拶しました。

 講師には昨年1114日、「介護保険改定への対応セミナー2014」(事務長会主催)で講演をしていただき大好評だった、社会福祉法人登別千寿会理事で、特別養護老人ホーム緑風園の菊地雅洋総合施設長を北海道登別市よりお招きしました。菊地総合施設長はブログ「masaの介護福祉情報裏板)」、掲示板「介護・福祉情報掲示板」など、ネット上で介護や福祉に関する情報を全国に発信されています。また、菊地先生の毎晩の食事にクスリと笑える一言ギャグを添えて紹介するブログ「masaの血と骨と肉」は、グルメ人気ブログランキングで首位を独走中です。

好評を博した介護保険改定への対応セミナー講演内容こちらご参照下さい

 そして「人を語らずして介護を語るな masaの介護福祉情報裏板」、「人を語らずして介護を語るな2 傍らにいることが許される者」、「人を語らずして介護を語るな THE FINAL 誰かの赤い花になるために」、「介護の詩(うた) 明日へつなぐ言葉」(いずれもヒューマン・ヘルス・システム社)などの著書も多数出されており、この日はそれらの書籍販売もあり、多くの受講者が買い求めていました。

 さらに登別市の介護認定審査委員、民生委員推薦会委員、老人ホーム入所判定会議委員や北海道地域密着型サービス外部評価委員や総合健康推進財団訪問指導員など、数多くの役職も務められている「Masaさん」こと菊地総合施設長ですが、「是非ともまた宮崎に!」という強い要望に応え、激務の合間を縫って2度目の来県、講演を果たして下さいました。

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 今回の講演テーマは「明日へつなぐ介護 誰かの赤い花になるための介護実践論」。「僕は全国で色々な話をしていますが、今日は一番聞いていただきたい話を持って来ました。それは我々の介護サービスというのが制度の中で報酬がどうあろうと制度の形がどう変わろうと、最終的には介護保険は社会福祉制度だと思います。『社会保険制度になったのだから、福祉じゃない』という人がいますが、それでは日本の福祉は存在しなくなります。我々が担っている福祉としての使命をきちんと守っていくこと、それはまさに利用者の暮らしと尊厳を守っていくサービスが我々に求められているものなのでしょうが、それを理想論や理念論で終わらせないできちんと実務の中でどういうふうに尊厳を守っていくのか、ということを考えていかないとおかしなことになってしまいます。それで現場で使える実践論を今日お話ししようと思います」と話し始めた菊地先生の講演に、会場は一気に引き込まれていきました。

その1戻る)             (つづく)

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