第13回研究大会開きました(その2)

2016年11月22日|

001img_8305 9時45分、開会式が始まりました。総合司会はひむか苑の上村 美菜子さんが務めました。 002img_8294

   開会にあたり当協会の櫛橋弘喜協会会長は「介護の質とマネジメントは密接な関係にあります。そしてリスクには災害のようなマクロ的なリスクと、転倒・転落のようなミクロ的なリスクがあります。老健施設には消費者契約、安全配慮、監督義務などがあります。今日は弁護士の畑井研吾先生をお迎えし、講演してもらいます。施設の常識、家族の常識、法律の常識の違いをはっきり把握して、利用者へのリスクをいかに軽減するかを考えるとともに、自分たちのリスクもマネジメントしていかないといけません。今日は一日しっかり勉強していってほしいと思います」と挨拶しました。003bq8v6031

004bq8v6032 来賓には宮崎県福祉保健部の日隈俊郎部長にご臨席賜りました。「皆様方には本県の高齢者保健、福祉の向上にご尽力いただいていますことを心より感謝申し上げたいと思います。少子高齢化が全国的に進行している中、先日発表された平成27年度の国勢調査の結果によりますと、本県の高齢化率29.5パーセントと全国的にも非常に高い数値を示しています。介護を必要としている高齢者が増加している中、今後地域社会の活力をいかしながらいかに高齢者保健・福祉サービスをはかっていくかが大きな課題となっています。このような中、我が国の構造的な問題である少子高齢会に対応していくため、一億総活躍社会の実現に向け取り組みの方針が示されています。その中で大きな課題であります介護人材の確保、あるいは介護離職の防止などについても対策を講じるということで先般補正予算が入ったところであります。県としても国のこのような動きを踏まえながら本県の実情に即した高齢者福祉・介護サービスを提供するサービスの整備、あるいは介護人材の確保につながるような事業を進めているところです。本日の研究大会では『地域の“ひなた”になろう~老健に求められているものとは~』というテーマを掲げられていますが、これは施設と在宅、医療と介護をつないでいく介護老人保健施設が地域におけるケアの拠点として中心的な役割を果たしていくことを意識していただいたもので、大変時宜を得たものと感謝しています。この研究大会が発表者と参加者の双方の皆様にとって実り多いものとなり、本県の高齢者保健・福祉の増進に大いに力を発揮いただきますことを期待申し上げます」と大会の成功および当協会、そして会員老健施設の今後の取り組みに対し激励と期待の言葉を頂戴しました。005bq8v6040

006img_8298007img_8297 続いて「テーマ表彰」がありました。今大会のテーマ決定に当たっては、会員老健施設よりテーマを募集。審査の結果メインテーマにはグリーンケア学園木花の前田明人さん(下の写真左)の「地域の『ひなた』になろう」、サブテーマには同じくグリーンケア学園木花の津曲 渉さん(同右)の「老健に求められているものとは」がそれぞれ選ばれました。お二人には賞状と記念品が贈られました。008bq8v6050

009img_8300(つづく)

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