誤解による賞嘆は悲劇(7月5日はジャン・コクトー誕生日)

2018年7月5日|

「詩人にとって最大の悲劇は、誤解によって賞嘆されることだ。」(The worst tragedy for a poet is to be admired through being misunderstood.)とはフランスの詩人、ジャン・コクトー。1889年の7月5日生まれ、今年が生誕129年にあたります。

 ジャン・コクトーが自分の作品を誤解されたか否か?もしそうならどのように誤解されたのか?詳細はわかりませんが、介護や支援が必要な高齢者にとって、「誤解によってケアが行われること」は悲劇だと言えるのではないでしょうか。利用者の心からの訴えを「忙しいから」などという理由で話半分に聞き流すと、悲劇は様々な場面で起こりうると思います。そしてそれは当然ながら賞嘆されるものではありません。

 訴えにしっかり耳を傾け、正しいアセスメントおよびそれにもとづく適切なケアプランのもと、日々の業務においても常に傾聴の姿勢を大事にしながら、利用者本位のケアを提供して参りましょう。

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