防災対策学びました(在宅・支援相談部会研究会:その1)

2019年10月1日|

(公社)宮崎県老人保健施設協会在宅・支援相談研究部会は9月20日、宮崎市民文化ホール研修会を開きました。県内会員老健施設等から50人が参加し、自然災害への対応など、防災対策について学びました。

はじめに、宮崎県危機管理局危機管理課の金丸美保さんによる講演「自然災害への対応」がありました。講演は「1.近年の風水害について」、「2.宮崎の自然災害について」、「3.災害対策について」という流れで進められました。「1.近年の風水害について」の中では、気象庁が統計を取り始めて初めて東北地方太平洋側に上陸し、高齢者施設をはじめ多くの犠牲者を出した平成28年8月の台風10号を契機に、それまでの「避難準備情報」が「避難準備・高齢者等避難開始」と変更された事が説明されました。

「2.宮崎の自然災害について」では、平成17年9月4日から6日かけて宮崎県を襲い、13名の死者、5名の重傷者、家屋の全壊1,136棟、半壊3,381棟など甚大な被害が起きた台風17号について、当時の映像を交えながら振り返りました。また「『台風の後には竜巻』と考えて下さい。竜巻は防ぎようがありません」と強調した金丸さん。「宮崎県は竜巻の発生が全国第4位」と付け加えると、参加者は真剣な表情で聞き入っていました。

(つづく)

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