いります!空気いりません!というタイヤ。

2011年12月2日|

  ずっと、あるといいと思ってたんです。そしたら1130日の日経新聞。ついにそれが開発されたと載っていました。

 ブリヂストンは同29日、空気がいらないタイヤを開発したと発表したそうです。「空気が入らないタイヤ」じゃなく、「空気が要らないタイヤ」です。特殊形状の樹脂を内部に張り巡らせた構造で重さを支えるため、パンクの心配がなく、空気圧調整なども不要とのことです。

 すでに1人乗りの電動カート用としては実用レベルに達しているこの「非空気入りタイヤ」。今後は耐久性などを高めて、自動車への実用化を急ぐ、との記事内容でしたが、是非とも車椅子への導入をして欲しいと望みます。

 車椅子を使って生活される人にとって、そのタイヤの空気が抜ける、あるいはパンクするということは、すなわち生活・行動できる空間が制限されることに直結しかねません。そればかりか、ブレーキがかからなくなり、大変危険な状態となることは周知の通りです。

しかしながら、自分で空気を入れたり、ましてやパンクの修理をするのは至難の業。パンクしないタイヤとなると、中空でない、オールゴム製のタイヤもありますが、重く、乗り心地も良いとは言えません。そんな中、数年前、回転することで自動的に空気が入る仕組みのタイヤが開発され、自転車や車椅子に導入されて好評ですが、さすがにパンクしてしまうとお手上げです。自転車なら自転車屋まで押して行って修理を頼めますが、車椅子だとそうはいきません。「空気が抜けたりパンクせずに、乗り心地のよいタイヤがないものだろうか?」と思っていた矢先に、今回の朗報です。

123日から始まる「東京モーターショー」に出展されるこのタイヤ、自動車関連の人たちから注目されることはもちろん、私たち老健施設をはじめとする介護分野の関係者からも高い関心が寄せられることと思います。そしていち早い実用化を期待します。

なお、本ブログのタイトル、詳しく(?)は「要ります!空気要りません!というタイヤ」でした。「なんじゃこりゃあ?」と思われた方がおられましたら、悪しからずご容赦ください。

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