よっしゃー!!

2012年4月11日|

 よっしゃー!ヨッシャー!よっしゃー!!ヽ(^^)ノ!!本日411日は、なんとガッツポーズの日なのだそうです。個人的には漫画「スラムダンク」の主人公、桜木花道が腰を落とし、両腕を激しく突き上げ、雄たけびを上げながらやるガッツポーズが頭に浮かぶのですが、そもそもの起こりはバスケットボールではなく、ボクシングに由来するようです。

 そうです。ボクシングでガッツポーズとくれば、この人、ガッツ石松さん。昭和49年(1974年)、ボクシングの世界ライト級タイトルマッチで挑戦者だったガッツさんが見事8KO勝ちを収めたとき、両手を上げてガッツポーズをとり、喜びを表現したことが、本日を「ガッツポーズの日」と定めた由来のようです。

 今ではお笑い芸人みたいになっているガッツ石松さんですが、れっきとした世界チャンピオンなんです。当時、格闘技はプロ野球と並ぶ大衆娯楽として昭和のゴールデンタイムをにぎわせていました。ボクシングだけでなく、プロレスリング、キックボクシング、さらにはローラーゲーム(なに、知らない?(_)!!)。今、老健を利用されている方々で、それらの熱狂的なファンだったという人も少なくないはずです。ネットを探せば、当時の動画も見つかります。医師の指示のもとで、過度な興奮を与えない範囲で観戦していただくのもよろしいのではないでしょうか。

 なお、「ガッツポーズ」は和製英語です。「ガッツポーズをとる」を英訳すると、”hold
one’s fists in triumph
“となります。また、”ガッツ”は”gut“の複数形”guts“で、「勇気、根性、ガッツ」の意。これが単数形”gut“だと、「腸、はらわた、内臓」等という、違った意味になってしまいます(「肝っ玉」((pluck))という意味合いだとわからなくもないですが)。 

余談ついでにさらに脱線すると、テニスのラケットに張る糸を”ガット(gut)“と言いますが、もともとは羊の腸等で作られていました。1970年代のテニス界のスーパースターと言えば、ビヨン・ボルグ。彼のラケットにには80ポンドとも言われる、ぎっちぎちに固く張られたガットが張られ、今では当たり前となったトップスピンを繰り出し、一時代を築き上げました。このボルグ選手がライバルの”悪童”ことジョン・マッケンロー(こちらのガットはゆるゆるでした)とウインブルドンでの熱戦を制したとき、寡黙で冷静な彼がコートに膝をつき、両手を突き上げてガッツポーズをとり、初めて感情を露わにした姿がとても印象的でした。ただし、その後のインタビューで、ボルグ選手が「超うれしい」ならぬ、「腸うれしい」と言ったかどうかは定かではありません。お後がよろしいようで<m(__)m>

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