されど肩凝り

2012年11月28日|

 むかし、むかしの事じゃった。大学受験を控えた今頃の季節の事。彼は目まいが続き、食欲不振。血圧もびっくりするくらい高く、気分のすぐれない日々が続いていたのでした。

これは何かの病気だろう、と病院を受診するが不明。ついにコンピューター断層撮影、つまりCT検査を受けるも脳に異常無し。絶望と不安が入り交じり、ますますクラクラ感が強まったその時、18歳の少年を前にした医者はおもむろに立ち上がると彼の背後に回り、肩に手を置いてこう言いました。「ものすごくこっちょるが」(´ω`)。その後マッサージを受けた彼の諸症状は雲散霧消したのでありました。めでたしめでたし。

1121日の宮崎日日新聞の「健康歳時記」のコーナーは肩凝りと狭心症というタイトルでした。長年肩凝りに悩まされていた70代の女性、数ヶ月前から胸にも時々軽い痛みを覚えるようになって受診すると狭心症の診断。医師から「特に左肩の肩凝りは狭心症のシグナルとなるケースがあります」と言われた、と書いてありました。(狭心症は)「命の危険もあるので、たかが肩凝りとあなどれない」とも。

だんだんと冷え込みが厳しくなり、肩も凝りがちの今日この頃。むかし、むかしの事を思い出しつつ「されど肩凝り」と念頭に入れておかなければ、と再認識した記事でした。

« 前のページに戻る

TOPへ