いい肉、宮崎牛
11月29日です。ずばり「いい肉」の日です。でも今年のいい肉の日は、例年になく感慨深く思える宮崎県民は、私だけではないと思います。
なんてったって宮崎牛!日本一になったんですから。5年に1度開かれる和牛オリンピックで、前回に続いてV2達成です。県内各地で号外が出されましたが、畜産関係者のみならず、宮崎県民にとって大変に嬉しいニュースでした。
前回大会で日本一の栄誉に輝いた後に起こった口蹄疫。実に30万頭近くの家畜が殺処分され、県内畜産業や地域経済だけでなく、県民の心にも大きな打撃を与えました。本当に辛く、悲しい現実を目の当たりにし、「もう宮崎の畜産はだめかも」と肩を落とす人も少なからずいました。
そんなどん底からの見事な復活ですから、テレビが伝えるその朗報を、涙無くして見ることはできませんでした。畜産農家や関係者の「並々ならぬ」という表現ではまだまだ足りないようなご尽力があったことと感服の念に堪えません。
「いちど失った大事なものを、もう一度取り戻す」という観点からとらえると、この宮崎牛の復活劇は、リハビリテーションの考え方と相通ずるものがあります。そして老健はリハビリテーションを通じて利用者様の在宅復帰、社会復帰を目指す中間施設。今回の快挙にならって、老健施設がその役割を十二分に発揮していくためにはどうすればいいか?宮崎牛に舌鼓を打ちながらじっくりと考えてみる、そんな「いい肉の日」にしてみてはいかがでしょうか?
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