思考に気をつけよう(看・介部会研修補足)

2013年6月6日|

 518日の看護介護研究部会主催の感染制御対策の研修会の模様は、先ごろのブログで紹介したのですが、研修会の冒頭、講師の南嶋洋一先生(社会医療法人
同心会 古賀総合病院臨床検査部長・感染制御部長)が、次のようなマザーテレサ(1910-1997)の言葉を紹介されました。

 

思考に気をつけなさい、それは(いつか)言葉になるから

言葉に気をつけなさい、それは(いつか)行動になるから

行動に気をつけなさい、それは(いつか)習慣になるから

習慣に気をつけなさい、それは(いつか)性格になるから

性格に気をつけなさい、それは(いつか)運命になるから

 

 感染制御に施設全体が一丸となって取り組んで行くためには、一人一人の日々の思考、心がけが大切で、それが言葉や行動、習慣となり、最終的には施設や私たちの運命をも左右することになる・・・。そしてもちろん、これは感染制御に限ったことではありませんし、仕事だけでなく私たちが日々暮らしていく全てにおいて大事なことだと思いました。この言葉を学んだだけでも研修会を受講した意義は非常に大きいと感じました。

 日本には「言葉は心の使い」ということわざがあります。『広辞苑』には「言葉は心の中にある思いを表す手段である。心の中で思い、考えていることは、自然に言葉に現れるということ」
とあります。しかし、生涯を貧困にあえぐ人たちのため捧げ続けてきたマザーテレサの言葉はそれ以上に心に響くものがあります。

 運を天に任せるのではなく、一日一日、一瞬一瞬、しっかり考えて生きていきたいと痛感した素晴らしい言葉との出会いでした。南嶋先生、ありがとうございました。

« 前のページに戻る

TOPへ