千慮の一失(せんりょのいっしつ)
パソコンの頭脳であるCPU(central processing unit:中央処理装置)も、熱さは苦手。無理に無理を重ねると、「熱暴走」と言って、パソコンも熱中症のような症状に陥ってしまいます。自分でパソコンを作った人ならご存知かもしれませんが、CPUの処理速度を上げようと思ったら、それに見合う冷却システムを構えないと、パソコンはたちどころに高熱にうなされ、いわゆる脳死状態となってしまうのです。一般的なパソコンのそれは空冷ですが、中には水冷方式のものもあって、しっかり冷やして音も静かです。老婆心ながら申し上げると、パソコンの排気部に物を置いて塞いだり、電源が入ったままのノートパソコンをバッグにしまったりするのはやめましょう。
さて、人間にも冷却システムは欲しいものです。時節柄、現在エコでクールなアイデア商品がいろいろと出てきています。老健施設においては、一失が千失、万失につながりかねません。活用できるものは活用して、千慮、万慮を重ねましょう。
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