ターミナルケア学びました(看護介護部会:その1)

2014年3月4日|

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 (公社)宮崎県老人保健施設協会看護介護研究部会は223日、宮崎市の古賀総合病院で研修会を開き、高齢者のターミナルケアについて学びました。県内会員施設や特別養護老人ホーム、病院関係者など64人が受講しました。

今回の研修会は同部会が行ったアンケートの中で、「ターミナルケアについて学びたい」という声が高かった事を受けて開催したもの。開会に当たり、同部会の仮屋美喜子委員長は「団塊の世代が75歳を迎える2025年問題に向けて地域包括ケアシステムの構築が進められていますが、老健も高齢者を看取っていかなくてはいけない時代に入ってきます。今日の研修会ではターミナルケアについての考え方を学んでいって欲しいと思います」と、老健施設におけるターミナルケアの重要性がますます高まっている背景に触れながら挨拶しました。

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講師には東京都中央区にある聖路加国際病院の緩和ケア科部長、林章敏先生にお越し頂きました。ところが、「いつもは標準語でしゃべっちょっとですけどね、今日は皆さんがたのための特別バージョンです。と言っても、ついさっきまで実家にいたからこげなもんじゃっとですけど」と話し出した林先生。それもそのはず、林先生は都城市のご出身。県立都城泉ヶ丘高等学校、そして宮崎医科大学医学部(現 宮崎大学医学部)で学び、卒業されました。林先生の優しく、親しげな話しかけに、会場は和らいだ雰囲気になりました。

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ご存じの方も多いかと思いますが、林先生のご活躍ぶりは2007年に毎日放送の「情熱大陸」で特集された他、各種メディアでも紹介されています。またネットで「林章敏」で検索すると膨大な数の情報がヒットします。多数の書籍も著されるなど、大変お忙しいスケジュールを縫ってお越し下さった林先生の、2時間にわたる講演、「高齢者のターミナルケア」が始まりました。

(つづく)

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