すべての個性

2014年4月22日|


 「すべての個性には、おのずからの美あり」とはアメリカの思想家、エマーソンの言葉だそうです。『リーダーシップ名言集』(鎌田
勝、三笠書房)という本に載っていました。 

この言葉に関して同書には「人間味といわれるものは個性である。人間尊重の時代とは、とりもなおさず個性尊重の時代である。個性とは人間の個人差である。大量生産の商品とちがって、人間にはひとりひとりにちがいがあり、その個人差が何ともいえない人間味をかもし出しているのである」と書いてありました。

エマーソンは1882年、78歳でこの世を去っていますが、この考えは130年あまりの時を超えた現代でもなお息づいていると言えます。特に老健施設で働く私たちにとって、利用者様ひとりひとりに違いがあり、それを尊重したケアを行っていくことが大切だと思いました。もちろん、大量生産の商品などと比べるなんてもってのほかです。尊重、そして尊敬の念をもって仕事にあたろうと改めて考えさせられた明言です。

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