スモーク・オン・ザ・ウォーター!?

2011年8月22日|

  猛暑にうなされた日本列島ですが、19日のニュースでは、ゲリラ豪雨が東京を襲っている様子が報じられていました。それを見ながら、幼い頃に雨の強さをジャンケンのグー・チョキ・パー3段階で表現していたのを思い出しました。

 これは、道路に雨粒が落ちて跳ね返る時の形を見て子供心に勝手に連想していたものです。パラパラと弱い雨だと、跳ね返りは路面から少し盛り上がるだけなので、”グー”の形。やや強くなってピチャピチャと道路をたたき出すとはね返り返りは少しとんがってきて”チョキ”の形。ザーザーと激しくなると、路面を打った雨粒はバシャバシャと四方八方に飛び散るので”パー”の形・・・とまあ、このように言い表していたわけです。なんとなく、そう見えないでしょうか。

 ところが、最近のゲリラ豪雨なるものときたら、そういう言い方では表現できなくなってきました。最初パラパラ降り出して、次第に雨脚が強まる、などと段階を踏まず、何の前触れもないこともあります。バケツをひっくり返すくらいでは生やさしいもの。タライをひっくり返して、そのタライともども満杯の水が地上に襲ってくるように思える雨も珍しくはなくなってきました。痛いです。

 そうなるとたちまち道路は川となり、そこに容赦なく叩きつける雨で、水の上に白い煙が垂れ込めたような光景となってしまいます。もはやチョキだのパーだのと言っておられる状態ではありません。これを何と表現したらいいのでしょう。水の上に白い煙、水の上の煙、ウォーターの上のスモーク・・・・・”!!”そうです。かつてのギター小僧なら、「ザッ、ザッ、ザーッ、ザッ、ザッ、ザザー」と一度は弾いた事がある、ディープパープルの伝説的名曲、”スモーク・オン・ザ・ウォーター(SMOKE ON THE WATER)”。ゲリラ豪雨はまさにこの状態ではないでしょうか。この曲のサウンドもかなりハードでしたが、ゲリラ豪雨ときたら、それを上回る激しさです。

 

 余談が長くなりましたが、ゲリラ豪雨が都会に限った話じゃないことはご周知の通り。例えば、通所サービスで利用者を送迎する時や、仕事の行き帰り等々、出発する際には晴れていたのに、突然前が見えないくらいの雨、そして雷に襲われる事もあったりします。テレビやラジオだけでなく、今はインターネットや携帯でも、より詳細な気象情報がわかるようになりました。警報や注意報が出ていないか、など、日頃からチェックと備えを心がけるようにしたいものです。

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