他施設に学ぶ「ベンチマーキング」

2016年5月17日|

 自施設の経営や業務において、もっとも優れた実践方法(ベスト・プラクティス)を探し、比較検討を行うことを「ベンチマーキング」と言います。他施設の事例から自施設の方法とのギャップを分析し、それを業務の変革を進める経営管理手法だそうです。

 このベンチマーキングの実践法は次の通り。

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Benchmarking(2t).jpg

(1)自施設の強みと弱みを分析し、現状の競争力を性格に評価する

(2)競争力を向上させるためにもっとも効果的な業務プロセスを対象として選定する

(3)その業務プロセスに関して、ベスト・プラクティスをもつ施設について調査し、対象施設を決定する

(4)その施設のプロセスの情報を収集

(5)自施設との差を分析

(6)目標を設定する

(7)実際に業務プロセス改善を実行

(8)評価(継続的な効果測定)

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 「17回九州ブロック大会介護老人保健施設大会in鹿児島」がいよいよ518日から19日の2日間、鹿児島市の城山観光ホテルで開催されます。参加および発表を予定されている方の手元には既に大会抄録集が届いていることと思います。自施設におけるやり方と、他施設とのやり方とのギャップを分析し、それを埋めていくこの経営戦略「ベンチマーキング」に取り組む上で、この大会は絶好の機会になると言えます。

 抄録集によく目を通し、「これは!」という演題をチェックしておき、他施設における素晴らしい取り組みを自施設に持ち帰られるよう、事前準備を整えた上で臨まれると、より有意義な大会になることと思います。チェスト!老健!!

(※参考文献:「できるビジネスマンに変わる!ビジネス理論30分速習ノート」、ラモーナ・ビジネス・カウンシル著、PHP研究所)

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