研究発表の手法学びました(ケアプラン部会:その2)
次に研究の目的については(1)自分の疑問を解決する(→自分のため)、(2)研究で得られた成果を実践の向上にいかす(→自分の施設のため)、(3)介護、ケアマネジメントの方法論を発展させる(→社会の人々のため)・・・の3つがあるとのこと。そして「老人保健施設も、特別養護老人ホームも研究発表大会(※)がありますね。色々な施設が集まって、それぞれが見いだした研究結果を発表する場を設けるのは、皆さんが看護や介護などの実践の向上につながることが最終目的です。そしてそれが社会の人々のためにもなりますから、そこを目指してやっているということを確認し、自信を持って研究に取り組んで欲しいと思います。自分でつかんだものを他者に広げるために、発表会の場で研究を報告していくのはとても大切です」と研究の重要性を強調しました。
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(※)今年度は以下の日程で老健関係の研究発表大会が開催されます。いずれの大会も演題登録はこれからですので、各会員施設の皆様におかれましては、現在既に研究を進めている方もおられるかと思いますが、より多くの研究発表につながるよう、今から取り組まれた上で、その研究の成果をそれぞれの大会の場でご報告下さいますようお願いいたします。
【老健関係の今年度の研究発表大会の予定】
◎第16回九州ブロック介護老人保健施設大会in大分(平成27年7月16日から17日、別府市ビーコンプラザ他)(http://oita-roken.com/oshirase_kyushu-taikai.html)
◎第26回全国介護老人保健施設大会神奈川in横浜(平成27年9月2日から9月4日、パシフィコ横浜)(http://www.roken2015-kanagawa.jp/)
◎第12回公益社団法人宮崎県老人保健施設協会研究大会(平成27年11月7日、宮崎観光ホテル)
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続いて、「専門職はなぜ研究をしなければならないか?」ということについて、研究を行い、結果を他者に示すことにより、(1)仕事の成果を見せる、(2)仕事の根拠を見せる、(3)行った仕事の価値を明らかにする、(4)根拠に基づく仕事の見直しと改善ができる、(5)専門職としての社会的な価値を示すことができる・・・の5つがあることを学びました。
(つづく)