研修会開きました(支援相談員部会:その5)

2014年2月7日|

【キッパリと断る勇気を!】

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講義やDVDを通じて悪質商法の手口を紹介して下さった、宮崎県消費生活センターで啓発担当をされている宇土智子先生。「いろいろな研修会で『きっぱり断って下さい』と言うのですが、なかなか切れていないようです。しかし、後のトラブルを考えると、最初に断る大事です」と述べた上で、その断り方として、次の3つの言葉を示しました。

  (1)「お疲れ様です」

  (2)「興味ないんです」

  (3)「失礼します」

 「お疲れ様」は、相手も仕事で来ているので、「疲れているかな?」という気持ちも込めて、最初に言うのだそうです。

 「興味ないんです」に関して宇土先生は、「特に宮崎の人は断るときに『うちはいいです』いいますが、「いいです」は「OKです」という意味にとられるので言わないで下さい。『興味ないんです』とはっきり断って下さい」と注意を喚起しました。また、「『今手が離せません』や、『人が来ているから』などと言うと、また続けてくるので、『興味ない』ときっぱり言って下さい」と言い添えました。

 そして最後の「失礼します」については、「電話の場合、腹が立って受話器をガシャンと置きたい気持ちはわかりますが、切った後にすぐかかってきて脅されたケースもありますので、『失礼します』と言って静かに切って下さい」と注意を促しました。

 なお、法律で訪問販売の際には「自分はこのような用件で来ました」と言わなければならないと決められているそうです。また、一度断ったのに同じ内容で同じ業者が同じ人の所を訪ねるのは禁止されており(再勧誘の禁止)、そのような場合には「こないだも断った」と強く断ってほしいとのことでした。宇土先生は「高齢者もみなさんも、強い勇気を持って断って欲しいと思います」と、キッパリと断る勇気の重要性を強調しました。

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(つづく)

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