カラではない空
10月になり、さすがに秋めいてきました。あの夏のうだるような暑さはどこに行ってしまったのか、と思うくらい朝晩には肌寒さすら感じるようになりました。
それにともなって、星がきれいに見えるようになってきました。夜の時間も長くなり、またブルブル震えるほどの寒さではないので、星を眺めるにはちょうど良い季節と言えるのではないでしょうか。
掲載した写真は先月撮影したものですが、「満天の星空」というのはこういうことをいうのかな、と思うくらい星がひしめき合っています。星同士がぶつかってしまわないだろうか?などと余計な心配までしかねないこの状態を見ていると、「空」という字にちょっとした矛盾を抱いてしまいました。
「空」と書いて「から」と読みます。「お菓子の箱を開けたら空っぽだった(T-T)」などと言いますが、「広辞苑」には「内部にものがないこと」と載っています。
たしかに昼間の空は太陽が一個だけで、あとは何もないのでほぼからっぽと言っていいのかもしれません。しかし夜なると空にはこれだけの星が出現しますから、こうなるともうからっぽとは言えませんね。
それはともかく、夜空が綺麗なこの時期。星に願いをかけながら眺めてみるのも良いのでは内でしょうか。
前の投稿
« 介護小説「スクラップ・アンド・ビルド」
次の投稿
せしかう(2015残りあと2ウィーク) »