シェー

2014年8月25日|

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 漫画「おそ松くん」は、「ギャグマンガの王様」こと赤塚不二夫さんの代表作の一つ。主人公の松野おそ松をはじめとするカラ松、チョロ松、一松、十四松、そしてトド松の六つ子を中心に、チビ太、デカパン、トト子、本官さんなどの個性豊かなキャラクター陣が登場し、毎回ハチャメチャギャグを展開するものでした。

 中でも強烈だったのはイヤミ。その名の通り「嫌味」な性格で周囲をかき回していましたが、何と言っても彼の決めぜりふ「シェー」は、一世を風靡する大大流行語となりました。

 あの「ウィキペディア」にも「シェー」で検索すると図解入りで詳しい記述が掲載されています(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%BC)。世界の王貞治やビートルズ、そしてゴジラまでもが映画で真似ていましたが、当時は老若男女問わず、「シェー」とやっていたものです。写真はそんな事を知ってか知らずか、我が家の飼い猫が「シェー」とやったまま寝ていたものですから、思わず撮った次第です。

「おそ松くん」の連載スタートは1962年。これを読んで抱腹絶倒し、「シェー」とやっていた当時の少年達の多くも、65歳を迎える頃となりました。来年2015年は団塊の世代が高齢者の仲間入りをする年でもあります。漫画はもとより、音楽やスポーツなどなど、当時のことを振り返り、そこから数多くの「学び」を得ることが、新たなケアを展開していく一助となるのではないか?「シェー」をする猫を見ながら、そのように思った次第です。

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