10月10日転倒予防の日

2016年10月10日|

img_2479-1s 50年近く前のテレビアニメ「いなかっぺ大将」。この中で主人公の風 大左衛門(かぜ・だいざえもん)が師匠のニャンコ先生(※二足歩行し、人の言葉を話すトラ猫)から教わった最強の防御と言えば、「とってんぱーのにゃんぱらり」が決めぜりふの「キャット空中三回転」。強敵に投げ飛ばされ万事休す!というときに空中でクルクルクル!と回り、体操の内村航平選手みたいにぴたっと着地を決めていました。

ニャンコ先生に限らず、猫はとてもバランス感覚に優れた動物です。たとえ空中で逆さまに落とされてもクルッと体をひねって(さすがに三回転はしませんけど)見事に着地します。ただし、わざと高いところから落としたりしていじめてはいけないぞなもし(※”ぞなもし”はニャンコ先生の口癖です)。

さて、10月10日は「転倒予防の日」だそうです。これを定めたのは日本転倒予防学会で、この日に合わせ毎年転倒予防の啓発のために新聞広告を行っています。

私たち老健施設に勤める者にとっても、利用者の皆様の転倒防止は最大の関心事項の一つ。本人の身体・認知能力はもとより、物的環境、人的環境等々様々な面からアプローチし、転倒を防ぐ事が、ご本人の生命、生活、人生の質の維持・向上にとても重要であると言えます。各施設におかれましても、日頃から利用者おひとりおひとりに応じた転倒防止に努められているかとは存じますが、これまでの取り組みを振り返りつつ、転倒ゼロに向けてさらに取り組みを強化して参りましょう。

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