高齢者に多い事件・事故学びました(支援&在宅部会合同研修会:その3)

2017年2月8日|

 支援相談員研究部会と在宅支援研究部会による合同研修会「高齢者に多い事件・事故とその対応」。休憩を挟んだ後、防犯用品を使って事件から身を守る方法が紹介されました。講師で元警視 宮崎県警察本部 生活安全部参事官 兼 特別機動警察隊長の山路 英敏先生はまず5,6年ほど前に開発された新型の小型さすまた(「刺股」と書きます)を取り出して実演を行いました。001IMG_9856

 従来のさすまたは腹や胸を挟んで壁などに押さえ込むものですが、押し当てる壁がない広い場所では効果がなく、逆に危険な場合もありますが、このさすまたは内部のワイヤーが腕や手首、足首を締め付け、完全にロックされ抜くことができなくなるものだそうです。002IMG_9847003IMG_9851

 小型で軽く、取り扱いも簡単で女性でも屈強な男性を押さえつけることができるとのことです。004IMG_9862

 次に紹介されたのが銀行などにある防犯用カラーボールのスプレー版。約10メートルは届き、ついた色は容易には落ちないそうです。「付いた色は警察が捜査、検挙する際の重要な手がかりになります。『身長が170センチくらいで帽子とマスクとサングラスをしていた』ではわかりません。しかしこういう目印がついていると非常に蓋然性が高く、検挙につながります」とその効果を説明しました。

 このような防犯用品を施設に備えるだけではなく、実際にそれらを使わなければならないような場面に遭遇した場合を想定し「1年に1回でも良いですから講習を行って下さい」と、山路先生は訴えました。

 【information:防犯・護身用グッズの紹介、講習、販売について】

※今回の研修会での実演は、これらの用品を取り扱っている「ありがとう地球さんの商事」の協力を得て行われました。「ありがとう地球さんの商事」では施設からの要望に応じ、無料で防犯研修会を開き、グッズの使用方法講演や訓練、護身術の指導を行っていただけるそうです。

「ありがとう地球さんの商事」》代表:西本 正弘 様(宮崎県警察OBです)

http://www.miyazaki-catv.ne.jp/~m-24tikyu/top/index.html

〒880-0841宮崎市吉村町冬治甲850-23

TEL:0985-22-1811(ファックス兼用)

携帯:090-3070-2567

 (つづく)

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