ケアマネ試験

2011年7月1日|

  ケアマネの試験の受付が、今日からいよいよ始まりました!今年の試験は1023(日)

会場は宮崎大学木花キャンパスの教育文化学部・農学部にて、午前10時より開始予定です。

今日、71日(金曜)から、各市町村、各市町村社会福祉協議会、各福祉こどもセンター、児湯福祉事務所、各保健所、西臼杵支庁などで、『受験の手引き』(受験申込書が入っています)の配布が始まります。

 くわしくは、宮崎県のホームページ、そして宮崎県社会福祉協議会のホームページをご覧下さい。申し込み締め切りは729。奮ってチャレンジしましょう。

 

 なお、老婆心ながら申し上げますが、「ケアマネ試験」とは、正式には「介護支援専門員実務研修受講試験」。つまり、この「介護支援専門員実務研修」を受ける権利を獲得するための試験、です。「試験に受かったから、今日からケアマネだぁー!」と思っておられる方は、よもやいないとは思いますけど・・・。

 「実務研修」は、2月から3月頃、前期3日間、後期3日間の計6日間。朝から夕方(夜?)までびっしりの内容です。そして前後期の間に、要介護認定を受けた在宅の方にご実習協力をいただき、居宅での面接、認定調査、社会資源調査、居宅サービス計画書の作成などに当たります。しかし、要介護度から逆算して、限度額一杯にサービスをぽぽぽぽーん、とはめ込むような、有り体のケアプランではいけないのです。実習協力者やご家族に貴重なお時間を割いていただき、現在の心身の状態はどうなのか?どんなことに困っているのか?今後どういう暮らしを送りたいか?などを丹念に伺い検討し、世界に一つしかない、その方だけのケアプランを作るのだ!という気持ちで臨むのです。大変ですが、とてもよい勉強、そして体験になります。

 また、「実務研修」では、その多くの時間を、1グループ6名程度の班に分かれての演習に当てられます。ほぼ全員、合格ホヤホヤですが、年齢も職種も勤務先も、あと、受験回数もバラバラ。互いに合格苦労談や日常業務での悩みを話し合ううちに、「みんなで研修を乗り切ろう!」という連帯感が生まれます。そして、晴れて研修が修了したときに共有する達成感は、試験に合格したときの喜びよりも数段大きいものです(個人の感想ですけど)。それだけでも、「ああ、ケアマネ試験に挑戦してよかったなあ」と思えます。

 ただし、昨年の全国平均合格率は、過去最低の20.51%。そして、宮崎県は15.54%で、これは全国で4番目に低い合格率。決して簡単ではありません。高校時代に先生から聞いた、大学合格必勝法(?)を紹介して、エールとさせていただきます。「合格するコツふたつある。それは、”コツコツ“やることだ」。健闘を祈ります。

« 前のページに戻る

TOPへ