高校生に学んだこと

2013年4月30日|

  44日の朝日新聞。高校生からの投書にハッとしました。

 ジュニアロースクールで裁判の弁護士や検察官のやりとりの様子を見たこの投稿者、「もっとはっきり言葉を言ってもらいたい」と訴えていたのです。専門用語が多く、書類をモゴモゴと読み上げることも多く、何を言っているのか理解できず、「一般の人にも伝わりやすいように努力してほしい」と。

 そしてその投稿者が通う学校におけるスピーチやプレゼンをする時のポイントが、次のように紹介されていました。「『ボイス』『アイコンタクト』『ボディーランゲージ』の三つが重要視されます」・・・。これは私たち老健施設で働く者が、介護を必要とする高齢者と接する時にも大事なポイントだと気付いてハッとしたのです。

実際にケアをする際、利用者様にその旨を説明し、理解を得る必要があります。しかし、加齢や疾病、障害などによりコミュニケーション能力が低下している方も少なくありません。したがって、声を掛けて言葉で伝えるだけではなく、身振り手振りを加えたり文字や図表を用いるなど、様々な手法を用いて理解してもらう必要があります。もちろん相手の目線で、アイコンタクトをしっかりとることも忘れてはいけません。

わかってはいても、この投書のように第三者から見たら、果たしてちゃんと行えているだろうか?今一度自分自身の接し方を振り返って見なければならない、そう反省させられた投書でした。

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