空の芸術

2015年6月10日|

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 これは去る530日(土)の午前524分、西都市の某所で撮影した一枚です。南西から北東に向かう飛行機雲。それが時間の経過とともに広がって、白い竜のようにも見えます。それを待ち受けるのが真っ赤な朝焼け雲。あと数分で顔を出す朝陽がその向こうに待ち構えながら「これでもか!」というくらいの紅色に染め上げています。そして空はすでに宮崎ブルーとなり、一日の始まりへの準備を万端に整えています。その一方、地上では逆光の杉林が真っ黒となり、なかなかに良いコントラストとなっています。

 そうこうしているうち、どなたかが草でも燃やしたのか、ほぼ正面から煙が立ち上ってきました。これによってそれまでの景色にさらなる色と形が加わって、ご覧の通りの光景となりました。

 とても感動的なこの瞬間・・・。これをたった一人で見ることができたのはすごくラッキーだったのですが、できれば他の人、特に利用者の方々と、この感動を共有できれば良かったなぁ・・・とも思いました。さすがに524分というのは早すぎるかもしれませんが、宮崎の自然が織りなす風景の美しさは他にも誇れるものだと思います。四季折々の宮崎の花鳥風月、風光明媚を、出来うる範囲でみんなと楽しめたらいい・・・。そう思いながらシャッターを切った次第です。

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