太陽は燃えていない!?

2016年5月3日|

 ゴールデンウィーク期間中ではありますが、老健施設に勤務されている多くの方はそれとは関係なく日々利用者の皆様のケアに励まれていることとお察します。医療機関等の多くが休診であることを考えると、むしろ平素以上の注意、観察、心がけをもって業務にあたらないといけないと思います。

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 「旗日(はたび)」という言葉をあまり耳にしなくなりましたが、祝日に各家の玄関や門扉に日の丸を掲げている光景もあまり見なくなりました。ところで「太陽は燃えていない」のだそうです。「まっかに燃えた 太陽だから 真夏の海は 恋の季節なの」と美空ひばりが歌って大ヒットした「真赤な太陽」、あれは間違いだというのでしょうか?

 「思わず人に話したくなる 地球まるごと ふしぎ雑学」(荒舩良孝、永岡書店)によると、「正確には太陽は燃えていない」とのこと。それは次のような理由から。

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(1)「燃える」とは「燃焼」のこと。燃焼とは「ある物質が酸素と結合する化学変化」のことを言う

(2)太陽の中心部分で熱や光を発生させているのは「核融合反応」。4つの水素原子から1つのヘリウム原子をつくることで、莫大なエネルギーを生み出している(表面温度約6,000度、中心部分では1,500万度!!)

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 「まっかに核融合反応した 太陽だから」では恋の季節という雰囲気ではないかもしれません。しかし同書によれば、太陽は1秒間に約400万トンもの質量を失いながら熱や光のエネルギーを生み出しており、まさに「太陽は身を削って私たちを養ってくれている」のだそうです。従ってその寿命には限りがあり、一説にはあと50億年とも言われています。

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それを長いとみるか短いとみるかは何ともはかりかねますが、地球に生物が存在できるのは太陽の恵みあってのもの。その恩恵を享受して日々を過ごしていることに感謝しながら連休中の業務に励みたいと思います。

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