R4システム学びました(ケアプラン部会:その5)

2015年12月11日|

(公社)宮崎県老人保健施設協会高齢者ケアプラン部会が1128日、宮崎市のJAアズム別館で開いた「『R4システム』の基礎講座」をテーマにした「リーダー研修会」。医療法人和光会介護療養型老人保健施設恵愛荘の谷川敦弘事務長による「R4システムにおける基礎知識」に続いて、同じく和光会の介護老人保健施設恵仁荘の支援相談員、山口慶之さんによる事例紹介、「R4システムを導入して」がありました。

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 長崎県諫早市にある恵仁荘は平成261日に解説。入所定員100名。併設事業所として短期入所生活介護5名(入所の空床利用)、通所リハビリ(定員70名)、訪問リハビリ、居宅介護支援事業所があります。平成24年当初から在宅強化型老健施設の加算算定をしており、平成264月からR4システムを本格導入しているそうです。平成2710月における在宅復帰率67.1パーセント、平均在所日数216.8日(回転率14.0パーセント)とのことでした。

 恵仁荘がR4システムを導入するまでのケアプラン会議の資料作成にあたっては、次のような問題があったそうです。

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(1)ケアプラン会議前に準備・確認する枚数が多く、時間がかかる

(2)ケアプラン会議時の書類の枚数が多く、印刷費用がかかる(7枚から8枚くらい)

(3)ケアプラン会議で配布する枚数が多く、家族がどの資料をみてよいのかよくわかっていない

(4)エクセルで作成していたため、サービス計画書や処遇計画書を一つ一つ開きながら作成し、手間がかかる

(5)前回のアセスメントとの比較を行う際、前回の状態を確認するのに一回一回エクセルを開かなければいけなく、時間がかかっていた

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 このようなことから恵仁荘ではR4システムの導入を検討。事務長と次長が全老健主催の研修を受講した上で主任会議を開催、その中でR4システムを導入するメリットとして、

〇今までの内容と同様の内容が盛り込まれている

〇パソコン管理ができるため、前回のデータも簡単に閲覧できる。評価もしやすくなる

〇印刷枚数も減少でき、コスト面でもメリットがある

などを挙げて説明。R4システムを導入することとなり、財源確保や事前研修、試験導入などを実施したそうです。

 しかし、その中で次のような問題(混乱)が持ち上がってたとのこと。

●使い方がよくわからず、新しい方法に苦戦(新しいこと・やり方を変えることへの抵抗感)

●どこを誰がどのように入力すればよいのかがわからない

●パソコン操作がわからない

●どこを選択してよいかわからない

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(つづく)

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