金城先生への拍手が鳴り止まぬうち、市民公開講座のはじめにご講演いただいた三浦靖彦先生も再登壇。大会の総合司会でフリーアナウンサーの田代剛さんが進行役となり、会場も参加しての意見交換会となりました。
それぞれACPの分野で大活躍されている三浦先生と金城先生。それぞれのご講演等で互いの名を挙げ合うことはあったそうですが、一緒にステージに上がるのは、なんと本大会が初めて。両先生のやりとりを聞きながらACPへの学びを深める非常に貴重な機会となりました。両先生がACPにかかわるようになったいきさつや、その中でお互いに受け合った影響などについて話を拝聴する中で、ACPについて考え、実践して行く上で、三浦先生が専門とされている医学、そして金城先生のご専門である倫理には密接な関係がある事を深く理解することができました。
参加者からはACPを行うタイミングややり方、ACPに取り組んでいく上で抱えている切実な悩みなど、現場に即した質問がありました。
それぞれの質問に対し、三浦先生、金城先生とも、ご自身が実際にやっている取り組みも具体的に交えながら、わかりやすく丁寧に答えて下さいました。
宮崎県ではACPを特別なことではなく、身近なものとして感じてもらうことを目的に、「アドバンス・ケア・プランニング(人生会議)のホームページ」を作成、公開し、その理解と実践を呼びかけているところです。そのような中、今回の市民公開講座は時宜にかなった大変有意義なものとなりました。
(つづく)