協会活動報告

「老健でのリハ取組み」学びました(リハ研究部会:その8)

サンフローラみやざきでのリハビリの取り組みについて」の講師、同施設の理学療法士、首藤靖典さん。このように同施設における実践的なリハビリの取り組みについて紹介が進み、まとめとして今後の課題を次のように揚げました。

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【今後の課題:入所】

在宅復帰に向けたADL向上への取り組み、入所者様の満足度向上、介護・看護との情報共有、歩行器、車椅子の管理、など

【今後の課題:通所】

 リハビリテーションマネジメント加算、リハビリテーション会議の充実、リハビリテーション会議の日時設定、社会参加への取り組み、要支援者へのリハビリ、感染症対策、など

【今後の課題:リハビリ室共通】

 LIFEの活用・フィードバック、人材育成・勉強会、研修会など、地域への貢献、リハビリの質と量の充実、認知症に対するリハビリ、外部へのアプローチ、など

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 これらの説明を受講者は、自施設での取り組みと照らし合わせながら聞き、講演終了後も会場からは現場で抱える実際的な課題を踏まえた質問が続き、それらに首藤さんは丁寧に答えていました。

 各施設での取り組みにも導入できる、大変有意義な話をしていただいた首藤さんに、会場からは感謝の拍手がおくられました。

(つづく)

「老健でのリハ取組み」学びました(リハ研究部会:その7)

その後、超強化型を算定している同施設の入所でのリハビリについて說明がありました。この中でサンフローラ宮崎がユーチューブで配信している「みやざきラジオ体操」が紹介されました。「入所の利用者は外出する機会がないので、宮崎の景色を楽しみながら、体操もできるように作ったものです」と首藤さん。県内各地の観光地へスタッフが実際に行き、その美しい風景をバックに体操をしている様子を、参加者は感動の表情で見入っていました。なお「みやざきラジオ体操(みやざき健康チャンネル)」はこちらから視聴できます。是非御覧ください。

(つづく)

「老健でのリハ取組み」学びました(リハ研究部会:その6)

当協会リハビリテーション研究部会令和5年10月28日(土)、宮崎市のJA・AZM別館で開いた2023年度の研修会。「講演2:サンフローラみやざきでのリハビリの取り組みについて」の講師、同施設の理学療法士、首藤靖典さんは、次にセラピストの臨床技術を目的に行っている、外部講師を招いての「臨床技術講習」について紹介を進めました。サンフローラみやざきでは、県内の指導者を毎週1回招いて講習を実施。機能解剖学やクリニカルリーズニング、アライメントの見方、動作観察および分析、治療技術、そして仮説からの治療への繋げ方など、密度の濃い内容をセラピストが学習。臨床技術の向上を通じてマンネリ化したリハビリからの脱却をはかり、「『サンフローラに行けば、良くなって、歩いて帰って来られるようになる』と言われるような、地域に信頼される施設を目指しています」と目を輝かせて話す首藤さんの話に、参加者は身を乗り出して聞き入っていました。

(つづく)

「老健でのリハ取組み」学びました(リハ研究部会:その5)

続いて「講演2」として「サンフローラみやざきでのリハビリの取り組みについて」と題し、同施設の理学療法士、首藤靖典さんがマイクを握りました。

 サンフローラみやざき同施設は入所定員80名、ショートステイ定員5名、通所リハ定員55名、介護予防通所リハ定員10名。リハスタッフはPT5名、OT5名、ST1名、リハ助手1名の超強化型老健です。

 まず通所リハについての概説に続き、リハビリテーション会議について話がありました。その中で、リハスタッフが家族やケアマネジャー、関係事業者と連絡をとり、日程調整を行っている同施設では、全体のスケジュールを把握できるよう、施設独自の管理表を用い、職員間の情報共有を徹底していることを、スライドを用いて説明されました。

 次に同施設の立地環境から、利用者に農業従事経験者が多いことに鑑み、作品作りの一環として、庭いじりや季節の野菜作りなどにも取り組んでいることが写真で紹介され、立位や座位など、様々な高さで作業できるよう、菜園の高さなどの環境を整えているとのことでした。

 また「午後リハ」として同施設が取り組んでいる「集団歩行訓練」では、通所リハの利用時間を有効に活用してもらうため、敷地内に広がる庭を歩いてもらうことで量的な運動を確保。利用者一人ひとりの状態等を勘案し、歩行距離や付き添いの有無などを決めて実施。また雨天時でも屋内で階段昇降や平行棒などを取り入れ、歩行量を増やす工夫をしているそうです。

さらに施設での取り組みの他に、地域での活動として地域ケア会議や介護認定審査会に加え、新型コロナウイルスのため中断していた「介護劇」も再開しようとしているという首藤さんの話に、参加者は高い関心を払って聞いていました。 (つづく)

「老健でのリハ取組み」学びました(リハ研究部会:その4)

 今後の課題として「リハビリ専門職が家族介護者の支援を担えないか検討する」ことを掲げた中村さん。具体的には家族介護者に対する介護指導や、健康指導について取り組んでいくことを強調し、講演を終えました。

 会場からは熱心な質問が相次ぎ、中村さんは丁寧に応じるとともに、「いつでもこんにちわセンターにご連絡ください」と呼びかけると、参加者からは感謝の拍手がおくられました

(つづく)

「老健でのリハ取組み」学びました(リハ研究部会:その3)

当協会リハビリテーション研究部会が開いた令和5年度研修会。まず「講演1」として「こんにちわセンターにおける在宅復帰支援」と題し、同センターの理学療法士、中村豪志さんが演台に立ちました。

 同センターは入所定員80名、通所定員60名の在宅超強化型の老健施設。リハスタッフは入所がPT3名(実質2.5名),OT1名、通所がPT5名(パート1名),OT1名。中村さんは在宅復帰の要素として、①要介護者の心身機能、②社会的環境、③家族介護者の状態、④物理的環境…の4つを提示。続いて在宅復帰を支援する上で必要な入所前後訪問、退所前訪問、退所後訪問に言及し、その実践の中で、同センターで取り組んでいる、エクセルを用いた見取り図の作成およびその利点を紹介。さらに「リハビリテーション計画書のバーセルインデックスなどのADL評価だけでは自宅での動作評価としては不十分。本人の能力、自宅環境、人的環境を総合的に評価できるツールが欲しい」などといった在宅支援の課題を解決するため、独自に開発した「在宅復帰マネジメントツール」について、詳しい説明がありました。開発に至るまでの研究過程を述べた上で、「在宅復帰マネジメントツール」を実践することで、①在宅復帰の明確化、②老健の在宅復帰支援機能の促進、③要介護者の在宅復帰に寄与…といった効果あることが、スライドを用いて説明されると、参加者は興味深く聞き入っていました。

(つづく)

「老健でのリハ取組み」学びました(リハ研究部会:その2)

(挨拶をする長友委員長)

研修会開催にあたり、同部会の長友太志委員長が挨拶に立ちました。

「今回の研修会を開くにあたって、委員等で話し合いを行いましたが、『コロナ禍で他の施設がどのような取り組みをしているかがわからない。顔もわからない』などという声が上がりました。そこで今回は県内の老健施設のリハビリ職の関わりを取り戻すことを目的に開催することにしました。本日は講演、そしてグループワークを予定しています。参加者間で顔をつなぎ、情報を交換し、各施設でのリハビリにつなげて欲しいと思います」と呼びかけました。

(つづく)

「老健でのリハ取組み」学びました(リハ研究部会:その1)

当協会リハビリテーション研究部会は令和5年10月28日(土)、宮崎市のJA・AZM別館で2023年度の研修会を開きました。講演やグループワークを通じて、介護老人保健施設におけるリハビリテーションのあり方について学びました。

同部会では、コロナ禍の影響で令和元年6月以来、集合形式での研修会を開けずにいましたが、この日4年ぶりに開催できることとなりました。県内の会員老健施設から35名が参加しました。

(会場となったJAアズム別館)

(4年ぶりに復活した受付の様子。それまで当たり前だったこの風景の有り難さを実感しました)

(つづく)

プレゼン資料登録本日正午まで!「第34回全国介護老人保健施設大会宮城」

「第34回全国介護老人保健施設大会 宮城」プレゼン資料(発表データ)の登録は11月2日(木)正午までです。

「地域共生社会の復権と老健~デジタル化時代の絆~」をテーマに掲げた同大会は、2023年11月21日(火)と22日(水)、仙台国際センターで開かれます。

プレゼン資料(発表データ)の登録は112日、本日正午までです。登録がお済みでない発表予定者の方、こちらをご覧の上、お急ぎお手続きのほど、お願いいたします。

演題登録11月17日まで延長!(九州大会沖縄)

第22回九州ブロック介護老人保健施設大会の演題登録(沖縄県外施設)は11月17日(金)

までに延長されました。

「いちゃりばちょーでー老健(※) ~在宅生活支援、私たち老健の役割~」をテーマに掲げ、2024年2月1日(木)から2日(金)にかけて、沖縄コンベンションセンター開催されます。

演題登録の詳細はこちらの大会ホームページをご覧下さい

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