(公社)宮崎県老人保健施設協会栄養・給食研究部会は7月18日14時から、宮崎市の介護老人保健施設ひむか苑会議室で研修会を開きます。
今回の研修会では認知症と食事摂取について、講演やグループワークなどを通じて学んでいきます。
詳しくはこちらをご覧ください。また、この研修会への問い合わせはひむか苑管理栄養士、担当船ケ山(電話:0985-47-3434、 ファックス0985-47-3967)までお願いします。
当協会の第1回総会(定例)を、6月27日に開催いたしましたところ、多数の会員の皆様にご出席いただき、ありがとうございました。
総会では、平成24年度の事業報告および決算報告のほか、全ての議案についてご承認を賜り、厚く御礼申し上げます。
当協会の公益法人移行元年である平成25年度は、広く県民の保健、医療および福祉の増進に寄与するため、より一層の活動の強化が求められています。
また、本年11月14日、15日の両日にかけて、宮崎市の宮崎観光ホテルで「第14回九州ブロック介護老人保健施設大会inみやざき」を開催することとなっており、その成功に向けて関係者が一丸となって準備に当たっているところです。
会員および会員施設の皆様におかれましては、今後とも当協会へのご理解・ご協力方賜りますようお願い申し上げます。
6月27日は当協会の第1回定例総会です。宮崎市のニューウエルシティ宮崎2階関の尾の間で15時より開催いたします。
出席される皆様は、お気を付けてお越しくださいますようお願い申し上げます。
「六月無礼」という言葉があります。『広辞苑』によると「陰暦六月は酷暑の際なので、服装などの無礼をとがめないこと」という意味だそうです。とはいうものの、老健施設に勤める者とすれば、あまりにも無礼な服装はいただけないですね。
それはともかく、梅雨時特に気をつけないといけないのは食中毒。宮崎県内でも腸管出血性大腸菌感染症の報告が上がっています。無礼な服装はもってのほか。そして大事なのは「見た目の綺麗さ」ではなく、「清潔であること」です。
清潔な服装はもちろんのこと、手指消毒をはじめとする感染防御策の徹底に努めましょう。そしてこれは全員が取り組まなければならない、ということを肝に銘じて取り組みましょう。
さきごろお知らせしてしていた「第1回けいめいリハビリテーションセミナー」(6月29日土曜日、JA・AZMホール本会2階会議室で開催、主催:医療法人慶明会)の参加費が無料になりました。
慶明会は介護老人保健施設サンフローラみやざき、そして介護老人保健施設おびの里を運営する法人です。
セミナーでは、同病院リハビリテーション科医の鈴木幹次郎先生による慶明会の取り組の紹介に続き、東北大学大学院医学系研究科肢体不自由分野の准教授、田中尚文先生を講師に招き、「宮城県北西部における地域在住高齢者を対象とした認知症検診と歩行機能評価の取り組み」と題した特別講演があります。
このセミナーはリハビリテーションスタッフやケアマネージャー、保健師をはじめ、どなたでも受講することができます。
受講をご希望の方は、こちらから開催文書をダウンロードし、必要事項をご記入の上、ファックス(0985-36-6675)にてお申し込み下さい。
このセミナーに関するお問い合わせは、けいめい記念病院(担当:リハビリテーションスタッフ、TEL:0985-75-7007)までお願いします。
「第14回九州ブロック介護老人保健施設大会inみやざき」(11月14日、15日、宮崎観光ホテル)の演題受付を本日6月24日より開始いたします。発表を予定されている皆様は、先ごろ発送しました「参加のご案内」の7ページから9ページの、「演題募集要項」をよくご覧の上、指定の書式および申込み方法に従い、奮ってお申し込みください。
↑これが「参加のご案内」です。
なお、受付締め切りは8月5日(月)必着です。九州各県の老健施設から、たくさんのエントリーをお待ちしております。
台風4号(リーピ)はこれから宮崎県に最接近するものと予測されています。情報を迅速・正確に入手して備えましょう。
気象庁台風情報
国土交通省川の防災情報
http://www.river.go.jp/nrpc0302gDisp.do?areaCode=89
宮崎河川国道事務所
http://www.qsr.mlit.go.jp/miyazaki/
MRT宮崎放送警報・注意報
間違いやすい日本語は数多くありますが、その一つに「濡れ手で粟(あわ)」というのがあります。『暮らしの中のことわざ辞典』(折井英治
編、集英社)には「骨折らずにうまいことをすることのたとえ。また、たやすく物を手に入れること。濡れた手で粟をつかめば、骨折らずとも粟がたくさんくっついてくるので都合がよい」とあります。
これをどう間違うか?というと、そう、「濡れ手で泡」。濡れた手で泡をつかもうとすると、乾いた手よりも泡が割れにくくてどんどんつかめるぞー!わーい、わーい(^o^)・・・って、そういうふうに誤解されている人はそんなに少数派ではないのではないでしょうか。
そもそも、「”粟(あわ)”とは何ぞや?”栗(くり)”のきょうだいか?」というくらい、粟を見かけることが少なくなってきたのも、この誤解の背景にあるのかもしれません。粟はイネ科の植物で、「五穀豊穣(ごこくほうじょう)」の五穀の一つにしっかりエントリーされているのです。黄色っぽくてちっちゃな粒です。ペットショップに行ったら小鳥の餌として売っているので「ああ、あれか!」とわかるはずです。その粟の中に濡れた手をつっこんだら、ことわざの通り手が粟だらけになること請け合いです。ただし、ショップでは絶対にやらないで下さい。
というわけで「濡れ手で粟」が正解で、「濡れ手で泡」は間違い・・・と一般的には言うのですが、私たち老健施設に勤める者にとって、「濡れ手で泡」は間違いどころか絶対に欠かすことのできない重要なことなのです。それは一体なんでしょう?ヒントは「流水と液体石けん」を使います。
そうです。もう皆さんおわかりでしょう。手洗い、すなわち「手指衛生」です。感染制御を徹底する上で、手指の消毒は基本中の基本ですね。流水と液体石けん(つまり”濡れ手で泡”です)を用いる方法と、擦式アルコール製剤を使う方法とあり、それぞれ特徴がありますので、上手に使い分けましょう。
食中毒のリスクが特に高くなるこの季節、“濡れ手で泡の手指衛生!”と肝に銘じながら手洗いを実践し、習慣化し、感染防御に努めましょう!
6月19日は「朗読の日」だそうです。6と10と9だから”ろー、ど、く”、ですね。日本朗読文化協会が2002年に定めたのだそうです。せっかくだからこの日にふさわしい本を朗読したいものです。じゃあ、この「朗読の日」である6月19日に何を読むか?それはもうこれしかない!という一冊があります。それは一体なんでしょう・・・
その本とはズバリ『6月19日の花嫁』!!著者は直木賞作家の乃南アサ(のなみあさ)さんです。文庫本は平成9年2月1日に新潮文庫から出ています。
主人公の池野千尋は、目覚めるとびっくりします。素っ裸で寝ていたのです。しかも全然知らない男、前田一行の部屋で。驚くのはそれだけじゃありません。自分に関する記憶が無くなっているのです。自分の名前すら思い出せない千尋の頭にたった一つ浮かんでくるのは「6月19日に結婚式を挙げる」という切迫感のみ。そして目覚めたのは6月12日。あと一週間しかない!失った記憶と取り戻すため、ぶしつけで優しくない一行とあちこちと歩き回ります。そしてやっと見つけた披露宴会場で、千尋は驚愕の事実に直面します。
さらにそこで披露宴を挙げるはずの、夫となるはずの相手、一生を共にするはずの伴侶、記憶を失う前にはこのうえなく愛していたはずのその男性をようやく捜し出し、わらにもすがる思いで会ってみると、感動の再開どころか、予想もしない展開となり千尋は大きなショックを受けてしまいます。
このようにして、6月13日、14日、15日・・・と、「6月19日」に近づく中、記憶が蘇れば蘇るほど謎が深まっていくという、全く予想ができないストーリーに、読む人を一気に引き込んでしまうこの『6月19日の花嫁』、果たしてその結末やいかに?もちろんそれは言えません。しかし読み応え十分の力作であるということは断言いたします。『ジューンブライド 6月19日の花嫁』というタイトルで映画化もされていますから、自らが主人公の千尋になった気持ちになって朗読してみるのもいいかもしれません。
また、特に老健施設に勤務し、認知症を有する利用者様と接する機会も少なくない者の一人として、「記憶とは一体何か?」ということを考える機会にもなりました。「忘れること」、そして「思い出すこと」・・・それらがその人の人生にどのような作用、影響を及ぼすのか?ということを、自分の仕事のやりかたを振り返る機会にもなるおすすめの一冊です。当然ながら1年に1日しかない6月19日。読んでみてはいかがでしょうか。
「かたつむり 登らば登れ 富士の山・・・」という、超弩級でビッグスケールで桁違いに大きい歌詞を男気ムンムンに”サンキュゥー!!”と歌い上げるのは作曲を手がけた堀内孝雄さん。「惜春会」というこの歌、作詞はこれまたビッグな小椋佳さんです。『NHKラジオ深夜便』の中で「深夜便の歌」として放送されたこの歌、初めて聴いた時はぶったまげました。カタツムリが富士登山とは(゜◇゜)。
しかし、それ以上にすごーい!と思ったのは、ご存知三浦雄一郎さん。80歳という史上最高齢で世界最高峰のエベレスト登頂に成功するなんて、どのような言葉で称讃すればいいのかすら迷ってしまいます。
三浦さんを見習って頑張ろう!と思っても、まさかエベレストに登ることはとても無理。5月24日付けの朝日新聞には「高齢者 伸びる体力」との見出しで、65歳から79歳男性の6分間の歩行距離や75歳から79歳女性の10メートル障害物歩行で、それぞれ10年前より成績が向上した、という文部科学省が昨年公表した調査結果が紹介されていました。老健施設に勤める者として、高齢者の健康増進のために頑張ろう!と思いました。
それはそうと、わざわざエベレストまで行かなくとも、自宅にいながらエベレストをしのぐような「難山」に挑戦できる!という記事が5月16日の同紙に掲載されていました。と言っても庭の砂山に登るわけではありません。
「一尺八寸山・月出山岳 読めますか?」という見出しのその記事。”読み方が難しい山”がある自治体が大分県に集まって10月に「日本全国難読山サミット」を開くのだそうです。そうです。「昇るのが難しい山」のではなく、「読むのが難しい山」という意味での「難山」です。
(1)一寸八尺山、(2)爺爺岳、(3)月出山岳、(4)雲母峰・・・・・というふうに、記事では「日本異様難読山名コンテスト」のベスト20が紹介されていました。「1つ」を除いて全く読めませんでした。ほんとに難しいです。ちなみに(1)「みおうやま」、(2)「ちゃちゃだけ」、(3)「かんとうだけ」、(4)「きららみね」、だそうです。わからんわー(>_<)。「エベレスト」を「エレベスト」と間違う程度のもんじゃあありません。恐るべし、日本の「難山」。
ちなみに「1つ」だけ読めたというその山は・・・。そうです、郷土宮崎の名峰「行縢山」です。よみかたはご存知、「むかばきやま」です。第19位にランクインされていました。ちなみに「行縢」という言葉は『広辞苑』にも載っていますので、興味がある方はひもといてみて下さい。
サミットでは同県にある難読ナンバーワンの一尺八寸山(707メートル)と、ナンバー3の月出山岳(690メートル)に登ったり、地域おこしをテーマにしたシンポジウムを開催したりするとのこと。二山重ねても1397メートル。登山愛好家でなくとも「ヤッホー」と楽しめそうなイベントです。「行縢」を身につけて、参加してみようかな?
ところで、最初に紹介した「惜春会」という歌。これはすごい名曲です。初老と思われる男性がこの曲の主人公です。小椋佳さんが69歳ですから、そのくらいでしょうか。介護保険の認定はおそらくまだ受けてないものの、自らの老い衰えを「もうこんなになってしまったのか」と嘆いたり、残る命に「まだまだ死にはしないわい!」と奮起したりしているその人が、年に一度、旧友達と集まる「惜春会」に参加します。近況を報告し合ったり、昔話に花が咲いたりしますが、一方では友の訃報を聞いてショックを受け、「散る桜 残る桜も 散る桜」と、良寛の辞世の句を思い浮かべてみたりします。そうこうして盛会裏に終わった惜春会。「来年会おう!また一年無事でいような!」と別れていく主人公が、最後につぶやくのが冒頭の言葉。「かたつむり登らば登れ 富士の山 悠々と祭り創りの 日々であれ 日々であれ」と繰り返します。ここの部分のリズムとメロディーがこれまたいいのです。本当にカタツムリが富士の登頂を目指しているような、ゆっくりと、しかし確実に刻まれる印象深い調べです。さすが堀内孝雄さん!何度聴いてもジーンとします。そしてこの曲は、老健施設に勤める人であればぜひ、ぜひ、ぜーひヽ(^o^)丿!聴いてほしいと思います。