協会活動報告

第16回大会概要等アップしました

第16回公益社団法人宮崎県老人保健施設協会研究大会」令和2年2月29日土曜日、於:JA AZMホール)の大会概要他関係書類を以下の通り「書式ダウンロード」のページにアップしました。こちらから参照、ダウンロードして下さい(下記の各書類のリンクからはそれぞれに直接アクセスできます)。

今回の大会テーマは「老健、令和の時代を地域と歩む~在宅支援施設としての役割を果たそう~」。新しい時代の幕開けにふさわしい、有意義な大会となるよう、関係者一同作業をすすめていますので、たくさんのご来場、発表をお願いいたします。

【第16回(公社)宮崎県老人保健施設協会研究大会関連書類】

以 上

キャリアアップ初級・中堅者研修開きました(県西地区:その3)

最後に「ケアマネジメント」について、介護老人保健施設幸せの里の支援相談員で当協会高齢者ケアプラン研究部会の竹内詠規委員長が説明を行いました。

「ケアマネジメントとは高齢者の状態や生活状態を把握し、その人の意志を尊重しながら自立支援につながる適切なサービスの選択ができるように支援する制度」であることをふまえ、その目的として(1)「その人らしい自立」の実現、(2)利用者本位で過不足のないケアサービスの提供、(3)利用者の尊厳を支えるアドボカシー(代弁)の役割、(4)チームアプローチによる切れ目のないケア、(5)安全なサービス提供とリスクの予防、(6)地域や居宅介護等との連携・・・の6つを上げました。

また入所者の望む暮らしを実現し、入所者の自立支援の道筋を示すこと等を目的に作成するケアプランについては、「どんなに完璧なプランで、利用者にやる気があり、スタッフが優秀でも、ケアプランが周知されなければ実行されません」と課題を提起。ケアプランの周知をはかり、職員が意識していくために(a)ケアプランの作成に積極的に参加する、(b)ケアプランが利用者との約束事であることを周知する、(c)ケアプランの根拠を説明する・・・の3つをあげました。

これに続いて介護記録の必要性や目的、書き方のポイントなどについて、「事実を正確に具体的に書く」、「5W1Hを基本として書く」、「専門用語は使わなくてもよい」、「丁寧語は使わない」、「文字はわかりやすく書く」など実例を交えながら解説がありました。

3人の講師によって行われた研修は、明日からの業務での実践に取り入れることができる、大変有意義なもので、受講者は自分の知識として身につけるだけでなく、自施設に持ち帰り役立てようと、真剣な態度で臨んでいました。

(おわり)

本日開催!全国大会大分別府

第30回全国介護老人保健施設記念大会別府大分」はいよいよ本日2019年11月20日(水)から22日(金)にかけて、別府市の別府ビーコンプラザ、大分市のiichiko総合文化センター他で開かれます(主催:公益社団法人全国老人保健施設協会、運営:同大分県支部)。

大会テーマは「地域と共に紡令和老健 ~豊の国から真価・深化・進化~」。テーマの通り令和の時代になって初めての全国大会には全国から4,500人が参加予定です。参加、そして発表を予定されている方は道中どうぞお気を付けて。演題発表や記念講演、市民公開講座、シンポジウムなどを通じて、全国の参加者と情報を交わし、問題意識を共有し、新しい時代における介護老人保健施設のあり方を考え合う、有意義な大会となりますよう祈念申し上げます。

またオフラインで抄録閲覧が可能になる「大会公式アプリ」もありますので、事前こちらからにダウンロードしてご活用下さい。

キャリアアップ初級・中堅者研修開きました(県西地区:その2)

続いて介護老人保健施設こんにちわセンターの理学療法士で、当協会リハビリテーション研究部会の中村豪志委員長が「高齢者に多い障害の理解とADLケアのポイント」と題し演台に立ちました。

その中で脳卒中の基礎については、原因や分類に続き、運動麻痺や感覚麻痺、加えて高次脳機能障害や言語障害などの後遺症について「右麻痺は失語症を併発しやすい」、「左麻痺は半側空間虫を併発しやすい」など具体的な内容を詳しく解説した上で、「このようなことから、脳卒中になった人は様々な問題を同時に抱えていて、大変落ち込み、混乱しています」と言い添えました。

また高齢者の骨折については、骨密度の低下、関節の変形、筋量・筋力の低下、反射そして視力の低下などによって特に上腕骨骨折や胸椎・腰椎圧迫骨折、手首(橈骨)骨折、大腿骨頸部骨折を引き起こしやすいことを説明。その中で大腿骨骨折については関節包の内側と外側では治り方と治療法が異なることを踏まえ、大腿骨内側骨折で行われる大腿骨人工骨頭置換術後は「90度以上の屈曲、過度な内旋・外旋、内転・外転は脱臼の危険があるため避けましょう」と注意を促し、そうならないための生活上の工夫が示されました。

これらを踏まえて介護職員による要介護者の適切な介助方法について豊富な図や写真を用いた解説がありました。「要介護者はモノではなく感情を持った生体です。要介護者と介護者が適切に協調・連動することが必要です。そしてほめること、励ますことも重要です。要介護者ができた動作に対してほめてあげましょう」と、介護職員が要介護者と良好な関係を作り出し、自立する気持ちを持続させることの大切さを説きながら「職員こそ最も重要な環境です」と呼びかけると、受講者は真剣な表情で聞き入っていました。

(11月21日につづく)

キャリアアップ初級・中堅者研修開きました(県西地区:その1)

11月9日、都城市の都城ウエルネス交流プラザで「介護人材キャリアアップ初級・中堅者研修を開きました。

この研修は宮崎県の委託事業として当協会が受託し、会員老健施設等の初級・中堅職員を対象に実施したもので、今回は主として県西地区の会員老健が対象施設。最初のプログラムのテーマは「認知症~対応困難症例を通じて学ぶ~」。講師には宮崎市からハーモニーライフサポートの代表、増田 登賜隆(ますだ としたか)先生にお越しいただきました。

増田先生は介護老人保健施設での介護主任、介護支援相談員やデイサービスセンターの管理者、小規模多機能型居宅介護サービスの施設長などを経て平成27年よりハーモニーライフサポートの代表として介護人材の確保と育成を目指し、個人を対象にした介護福祉士および介護支援専門員の受験対策講座(無料メール講座)、また事業所を対象にした職場内研修などを行っています。

まず「原因疾患と中核症状が理解できる~認知症の定義~」として、「認知症は病名ではなく、さまざまな原因によって脳の病的(器質的)変化が起こり、それによって認知機能が低下していくもの」であることを踏まえ、4大疾患である「アルツハイマー方認知症」、「血管性認知症」、「レビー小体型認知症」、「前頭側頭型認知症」について、それぞれの特徴を学びました。

次に、「認知症介護の思考プロセスが理解できる」ことを目的に、事例検討がありました。受講者は紹介された認知症の女性の症例をもとに、「情報収集」、「情報の解釈」、「情報の関連付け・統合化」、「課題の明確化」といった一連のプロセスを個人ワーク、そしてペアワークによってひとつひとつ進めていきました。

まとめとして、「情報収集では目の前の言動に振り回されて乏しい情報の中で答を出そうとせず、『なぜ』と考えながらさらなる情報収集に努める」、「情報の解釈には専門的知識が必要。認知症の原因疾患と中核症状を理解しておく」などのポイントをふまえ、「介護支援はアセスメントからはじまります。アセスメントとは本人の思いから始まる良き理解者になるための思考プロセスです」と、認知症介護の思考プロセスとはアセスメントのことであり、アセスメントを通じて分析的理解、共感的理解を深めることの重要性を強調した増田先生に、会場からは感謝の拍手がおくられました。

(つづく)

「介護ロボ調査結果」掲載中(長寿介護課)

平成30年度介護ロボット導入調査検証事業の結果報告について」が県長寿介護課ホームページに掲載されています。

この事業は当教会が県より委託を受けて、会員老健施設の協力を仰ぎながら実施したものです。ご協力いただいた施設には心より御礼申し上げます。

この調査検証事業の結果はこちらからご覧下さい。

申込20日まで!「新 生活行為向上リハ研修会【東京会場】」(全老健)

(公社)全国老人保健施設協会(全老健)が2019年12月5日(木)~6日(金)、東京都江東区のTFTビルで開く「~介護報酬改定対応~新 生活行為向上リハビリテーション研修会【東京会場】」の募集は11月20日(水)までとなっています。お申し込みがお済みでない参加予定の方はこちらをご覧の上、お手続き方お願いします。

リハマネ関連情報掲載中(全老健)

リハビリテーションマネジメント加算等に関する基本的な考え方並びにリハビリテーション計画書等の事務処理手順及び様式例の提示について(介護保険最新情報vol.747)」が全老健のホームページに掲載されていますので、こちらからご参照下さい。

スマホで見られる!「介護福祉士のお仕事2019」アップしました(県委託事業)

 令和1年度版「介護の仕事」PRパンフレット、「マンガでわかる!介護福祉士のお仕事2019」の電子ブックを、これまでのパンフレットと共に協会ホームページにアップしました。

このパンフレットは「地域医療介護総合確保基金」に関わる宮崎県の委託事業として当協会が平成27年度より取り組んでいるものです。増加する介護ニーズに対応すべく、介護や介護の仕事に対する理解促進およびイメージ向上をはかり、介護人材のすそ野を広げ、介護従事者の確保をはかることを目的に取り組んでいるもので、制作は当協会、発行は宮崎県福祉保健部長寿介護課です。なお紙媒体としてのパンフレットも先頃完成し、2万部印刷、県内全ての中学2年生等を対象に発送作業をすすめています。

「マンガでわかる!」シリーズの閲覧はこちらからどうぞ。読者の一人でも多くの方が、私たちとともに介護の現場で働く仲間となって下さることを願っています。

気をつけてお越しを(キャリアアップ初級・中堅者研修:県西会場)

11月9日(土)は都城ウエルネス交流プラザで「令和元年度介護人材キャリアアップ初級・中堅者研修(県西会場)を開催します(14時~17時30分)。

参加を予定される方は道中くれぐれもお気を付けてお越し下さい。

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