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栄養・給食研究部会は2月9日、潤和リハビリテーション財団本部で研修会を開きました。23人が参加し、創傷治癒と栄養管理について学びました。![](https://miyazaki-roken.jp/diary/wp-content/uploads/2019/02/000IMG_0215-300x200.jpg)
(↑開会の挨拶をする同部会の前田 緑副委員長)
今回の研修会は講師としてニュートリー株式会社営業本部の山田光紀課長を招いて実施しました。テーマは「創傷治癒と栄養管理」。まず褥瘡について発生のメカニズム、予防の治療の優先順位、発生のリスク因子などを、スライドを用いて説明がありました。![](https://miyazaki-roken.jp/diary/wp-content/uploads/2019/02/002IMG_0223-300x200.jpg)
(↑快活で歯切れの良い話で講演して下さった山田課長)
それを踏まえて微量栄養素(ビタミン全般とミネラルの中での鉄・亜鉛・銅・セレンなどの微量元素を指し、人間の身体の中では作ることのできない栄養素)の働きを解説。その中で日本人の食事摂取基準と比較した褥瘡ガイドラインにおける微量元素について具体的な説明があると、参加者はレジュメにラインを引くなどして確認していました。![](https://miyazaki-roken.jp/diary/wp-content/uploads/2019/02/003IMG_0229-300x200.jpg)
また感染と栄養の悪循環、細菌などの外敵からの生体防御に必要ではあるものの、必要以上だと生体を傷害するため除去が必要なフリーラジカル・活性酵素について、損傷のメカニズムや抗酸化作用のある微量栄養素摂取の大切さなどについて学びました。![](https://miyazaki-roken.jp/diary/wp-content/uploads/2019/02/004IMG_0239-300x200.jpg)
続いて、肌や筋肉、骨、軟骨などを構成するたんぱく質の一種で体に不可欠な成分であるコラーゲンについて、コラーゲンペプチドとの違い、コラーゲンのアミノ酸割合、コラーゲンにしか存在しないアミノ酸「ヒドロキシプロリン」、コラーゲンペプチドの吸収、コラーゲンペプチド特有のジペプチド結合などについて触れた後、コラーゲンペプチドの経口摂取によって血漿中のジペプチド濃度が上昇するなどして褥瘡治癒促進効果があることが、比較試験で実証された研究結果を交えながら説明がなされました。![](https://miyazaki-roken.jp/diary/wp-content/uploads/2019/02/005IMG_0230-300x200.jpg)
(つづく)