人材育成セミナー開きました(事務長会)その1

(社)宮崎県老人保健施設協会事務長会は826日、宮崎市の宮崎観光ホテルで人材育成のマネージメントセミナーを開きました。県内会員施設等から140名の受講がありました。

IMG_2206.JPG

 このセミナーは、中間管理職の人材管理および育成がテーマ。開会にあたり挨拶に立った、同事務長会の川?豊彦委員長(グリーンケア学園木花)は「私たち事務長会では色々な問題について検討していますが、その中で最重要でなおかつ急がなければならないのが本日のテーマである人材育成のマネージメントです。現在様々な高齢者の施設が急激に増えている一方で、そこで働く人材が一気に増えているかというとそうではない。施設間で人材を奪い合っている状態で、どこの施設も人材の問題を抱えている現状です。また、ご利用者やご家族の世代が変わって来ているが、当然新入職員の世代も変わってきています。世代が変わるということは、皆さん中間管理職が過ごされてきた時と環境が違うということであり、価値観も違ってくる。そうなると、指導する立場の私たちが変わらなくてはならないのではないでしょうか。そういったことを本日はご指導願いたいと思っています。今日のセミナーが、皆さんが明日からそれぞれの施設で中間管理職として働く上での何らかのヒントになればと思います」と呼びかけました。(続く)

IMG_2210.JPG

夏のクラクションが聞こえるかも?

 831日です。8月も終わりです。海沿いのカーブを白いクーペで曲がったら、夏も終わるのでしょうか・・・って、これは稲垣潤一の「夏のクラクション」ですね。これは優しすぎる女性に甘えすぎていたために別れてしまった事を反省しながら、もう一度彼女とやり直せないだろうか、と二年以上経っても想い続ける男性の悲哀を歌った名曲です。

この「夏のクラクション」、831日に車中で聴く曲ナンバーワンソングと言っても良いのではないか、と個人的に思うところであります。実際に歌の通りにやった人もいるのではないでしょうかって、かくいう私もその一人ですが(^_^;)

 ただし、傷口にジンを注いではいけません!痛いどこの騒ぎじゃ済みません。また、傷跡をナイフで触れてもいけません。傷口が開きます。そしてもちろん、クラクションは不必要に鳴らしてはいけません。周囲に迷惑がかかります。それどころか、道路交通法第54条(警音器の使用等)第2項の規定によりますと、クラクションは警笛区間や危険な場合以外には使用してはならないとのことで、これに違反した場合、2万円以下の罰金又は科料なんだそうです。

 それにしても、「夢をつかまえて」と泣きながら波間で手を振っていた彼女は今頃どうしているのでしょうか?別な誰かと幸せに暮らしているのでしょうか?そして失恋した男性の夢はかなったのでしょうか?今から29年前、1983年のヒットソングです。白いクーペはもう廃車でしょう。二人とも介護保険の保険料を支払う年齢になっていることは間違いないようですが・・・。でも、耳を澄ませば、今でも「誰かのクラクション」が聞こえるかも?って、これは尾崎豊の曲でした。

 とにかく831日です。「夏のクラクション」を聴きながら、ちょっとしんみりした気分になるのも悪くないかなあ、と思った次第です。ちなみに、宮崎県の海岸線は約400キロメートル。走って、みますか?

終わらない夏

 行く夏を惜しむかのように、若者達が寝る間も忘れて青春を語り合う姿を見かけます。若さっていいものですね。

 そんな光景を見ていると、「少年たちの終わらない夜」という小説を思い出しました。著者は鷺沢
萠(さぎさわ めぐむ)さん。河出書房新社から初版が1989929日、そして1992220日には23版が出ていますから、読まれた方も多いかもしれません。ドラマ化もされたんじゃなかったでしょうか。

 この本は、表題作の他、「誰かアイダを探して」「ユーロビートじゃ踊れない」「ティーンエイジ・サマー」の4作品からなります。高校生から高卒、大学生(19歳)までのエネルギッシュだけれど、やり場が無い、煮え切らない、多感で微妙な年頃を描いています。タイトルからして、若さムンムンです。

 ただし、内容そのものは、そんなに重たいものではありません。軽く読み進めていくことができます。ところがそうは問屋が卸さない。読んでいくにつれて自らの若かりし頃の思い出が蘇って来るのです。別に小説の内容が自らの体験と重なるわけではないのですが、作品のストーリーと自らの思い出が、頭の中で同時に進行し、展開していくような、そんな不思議な感覚になってしまうのがこの本の魅力じゃないかと思います。

 読み終わったらちょっとセンチメンタルな気持ちになってしまいます。何だか著者の思うつぼにはまったかな?と思いますが、別に悔しくもありませんし、むしろ「あの頃を思い出させてくれてありがとう」という感謝の気持ちが湧いてきました。夏の終わりのこの時期にしんみりできる一冊です。

 なお、作品中で未成年者が飲酒したり、喫煙したりするシーンが出てきますが、当然ながら当協会は未成年者のそれらの行為を薦めるものではありません。作品は薦めますが、未成年者の飲酒、喫煙は法律で固く禁じられていますので申し添えます。

認知症高齢者300万人

 新聞各紙やテレビ、ネットなどでも報じられている通り、介護が必要な認知症高齢者が、2012年に300万人を突破したと厚生労働省の推計で分かったそうです。825日付けの宮崎日日新聞によると、これは10年間で倍増したとのこと。高齢化の進行や認知症が周知され、受診が進んだことが背景にあり、その数は今後も増加し、2025年には470万人、65歳以上人口に占める割合は12.8%になるとも書いてありました。

 さらに記事は続き、「2010年時点での在宅介護は認知症高齢者の5割にとどまり、病院や施設の入所から、地域介護への移行が進んでいない実態も浮き彫りになった」と書かれていました。これは要介護高齢者の在宅復帰を使命とする老健施設に勤める者の一人としては読み過ごせない一文です。

来年度から実施予定の認知症施策の中で、「看護師や作業療法士でつくる専門家チームが認知症と思われる高齢者宅を家庭訪問し、早期の医療支援に当たる」とのことですが、老健施設としても、このような情勢に鑑み、全職種が一体となって取り組んでいかなければならないと痛感した記事でした。

早朝からビール?

 あらかじめ、冒頭に、まずもってお断りしておきますが、本日のブログは当協会として早朝からの飲酒を奨励するなどというものではありません。また、酒そのものを是とも否とも申しませんし、飲めとも飲むなともいうものでもありませんのであしからず。

 事の発端はパソコンで文字を打っていた時の事です。よそ見をしていたのが良くなかった。「早朝」と入力していたつもりですが、それが「スタウト用」と変換されていたのです。すぐに気付いて打ち直そうとしたのですが、「『スタウト』って何だろう?変換されるくらいだから何かの単語だろう」と思って「広辞苑」で調べてみました。ありました。次の通りです。

 「スタウト【stout】イギリス風の黒ビール。酒精分が強く、酸味と苦味とを有する」。ご存知の方も多いことと思いますが、私は知りませんでした。もちろん飲んだ事も見たこともありません。偶然よそ見をしながらキーボードを叩いたところ、

 “soutyou”

と打つべきところを、

 “stoutoyou”

と打ち損じてしまったものと思われます。つまり、「t」が余計だったわけでしょう。

 しかし、もしこれを手書きで「早朝」と書いていたら、「スタウト用」と間違うことは絶対になかったわけです。そして、私がこの「スタウト」という言葉、そういうビールの存在を知ることは一生涯なかったかもしれません。つまり、パソコンがもたらした未知の言葉との偶然の出会いとも言えるわけです。

 パソコンで文章を作るようになって、漢字が書けなくなったり、文字が下手になったりするなど、いろいろな弊害を痛感する昨今ではありますが、今回のような不思議な出会いもあるんだなあ、と少し考えを改めた次第です。言ってみれば「機械が生んだ奇怪な機会」。今度また、意図しない未知の言葉がディスプレイに表示されたら、今回のように調べてみることにしようかと思います。

 というわけで、タイトルとはうらはらに、飲酒とは全く関係のない話題でしたが、飲酒運転は絶対に、絶対にいけません。飲んだら乗るな、乗るなら飲むな!!です。

「ゆうゆうビジット」募集だそうです

 824日の朝日新聞をご覧になった方はお気づきかもしれませんが、「高齢者施設への『ゆうゆうビジット』募集」という小さな記事がありました。社会福祉法人朝日新聞厚生文化事業団主催のこの「ゆうゆうビジット」は、「『高齢になっても豊かに生きること』を応援する音楽家や力士らが、外出の機会が少ない高齢の方々を訪問し、質の高い、楽しいひとときをおとどけする」ものだそうです。

 そして、この「ゆうゆうビジット」、訪問希望施設を募集しているとのことで、10月から来年3月にかけて、特別養護老人ホームや介護老人保健施設など9か所の訪問を予定しているそうです。くわしくはこちらの社会福祉法人朝日新聞後世文化事業団ホームページをご覧ください。 

 なお、当協会と、この「ゆうゆうビジット」とは何の直接的関係もありませんが、一つの情報としてホームページに掲載いたしております。したがって、この件に関するお問い合わせは、当協会でお受けすることはできませんのであしからずご了承ください。

枯れ木に花が咲くかも?

花咲かじいさん」の話が頭に浮かびました。817日の宮崎日日新聞、「深海エビから分解酵素発見」という見出しのついた、小さな記事を読んだ時のことです。

その記事は、太平洋のマリアナ海溝の水深約1900メートルに生息する「カイコウオオソコエビ」というエビの体内から、おかくずや紙などを高効率で分解する酵素を発見したと、海洋研究開発機構のチームが発表した・・・という内容でした。

その酵素を使えば、枯れ木や古紙からバイオエタノールが作れる可能性があるとのこと。これはすごい発見です。「エビで鯛を釣る」ならぬ「エビで車を動かす」ようになるかもしれません。

つまり、車の燃料タンクの中にはカイコウオオコソエビがうじゃうじゃ、がさごそ動いていて、燃料口からガソリンじゃなくて枯れ木や古新聞、古雑誌を入れるとそれがバイオエタノールになって車がブーン!と走る、というわけです。映画”バックトゥーザフューチャー”に出てくる名車デロリアンは、未来には空き缶を燃料にして走っていましたが、古新聞で車が走る未来が来るかもしれませんね。そうなると、新聞配達のバイクの燃料も古新聞!究極のリサイクル時代到来か!?「花咲かじいさん」の物語は室町末期か江戸初期頃だそうですが、「枯れ木で車を動かしましょう!!」と花咲かじいさんも今頃「えび腰」を伸ばしながら得意満面かも。

問題は、地球で最も深い、あのマリアナ海溝から、「カイコウオオコソエビ」を誰が、どうやって捕まえてくるか?ということでしょうか。素潜りじゃとても無理だもんなあ・・・え?そういう問題ではない(-_-)。ともかく何だか期待したくなるような記事でした。

ジャマイカ人間

 「ジャマイカ人間」という言葉を聞いたことがあります。と言っても国名のジャマイカではありません。「じゃ、まあいいか」という意味での「ジャマイカ」です。カリブ海にあるジャマイカとは全く関係ありません。

 これは「小さな出来事や失敗を気にしてくよくよせず、”じゃ、まあいいか!”と気持ちを切り替えて、前向きな人間になろう」という事を「ジャマイカ人間になろう」と言い表したものです。

 87日の宮崎日日新聞のスポーツ欄を読んで、まさにその「ジャマイカ人間」の言葉が頭に浮かびました。ロンドンオリンピック男子100メートルで金メダル!(そして200メートルでも金!さらに400メートルリレーは世界新記録で金!!)北京五輪に続き見事連覇を果たしたウサイン・ボルト選手に関する記事を読んだ時のことでした。

 昨年の世界選手権決勝で、世界中が驚いたフライング失格。もともとスタートが得意でなかったボルト選手、世界記録を求めてはやる気持ちが失敗につながったとのことでした。

 その後、スタート技術の改善に取り組んだもののうまくいかなかったのだそうです。さすがのボルト選手も、色々と思い悩んだことと察しますが、そんな中で導き出した結論がすごい!なんと「心配しても仕方がない」なんだそうです。割り切ってスタート練習にさく時間を少なくしたことが、精神的にも奏功したとのこと。つまり、「じゃ、まあいいか!」と気持ちを切り替えたことで、ボルト選手は新たな伝説を作ったたわけです。

 ところで、1980年第14回リハインターナショナルによる80年代憲章によるリハビリテーションの見解には次のようなくだりがあります。

 「リハビリは、障害を持った個人がなし得ないことよりも、残された能力によって何をなし得るかが重要であるという哲学に基づいている。各人が有する全ての能力を最大限に活用した生活へのアプローチである。」

 つまり、失われた機能やできない能力を取り戻すことにいつまでもこだわるのがリハビリではなく、残された能力によって何ができるか?それを最大限に生かしていくことが大事だと言えるわけです。そこで「じゃ、まあいいか」という「ジャマイカ人間」的発想が必要になってくるのではないでしょうか。

 利用者様の能力を正しく評価して、できることは自分でしてもらい、できないことを手助けするのがリハビリテーション介護です。その中で、「ジャマイカ人間」的発想が必要な場面もあるのではないか?スプリンターにとって生命線とも言えるスタートへのこだわりを捨て去り、偉大な結果を残したボルト選手の姿に、そんな思いがふっと浮かびました。ご周知の通り、ボルト選手はジャマイカ代表。しつこいようですが、そのジャマイカと「ジャマイカ人間」とは関係ありませんので念のため。

懇親会会場のお知らせ(リハ部会)

 当協会リハビリテーション研究部会主催の全体研修会91日、於宮崎市KITENビル8階)のあとに行う懇親会に関して、詳細が決定しました。場所は宮崎駅構内の「炎の舞
らくい」です。詳細はこちらをごらんださい。

 全体研修会懇親会ともにリハビリ専門職以外の方でも参加いただけますので、奮ってご参加ください。

 なお、研修会の参加申込みは820日(月)までとなっています。参加をご希望される方は、お急ぎお申込み下さい。

人材育成セミナー受付延長します(事務長会)

社)宮崎県老人保健施設協会事務長会主催の人材育成のマネージメントセミナー826日、於宮崎市の宮崎観光ホテル)の参加申込みを822日(水)まで延長いたします。

 お申込みがまだお済みでない方は今からでも間に合います。奮ってご参加ください。詳しくはこちらをご覧ください。

 また、このセミナーは公開講座となっていますので、会員施設の職員に限らず、どなたでも受講できますので、奮ってご参加下さい。

 なお、このセミナーへの参加およびお問い合わせはサンヒルきよたけ(TEL0985-84-0333、担当:濵砂)までお願いします。

最近の投稿

アーカイブ

カテゴリー

老健みやざきFacebook

TOPへ