雑談

どこか遠くへ~はまゆうの花~

8月27日の誕生花は「はまゆう」。漢字で「浜木綿」と書きますが、ご存じ宮崎県の花です。宮崎県のホームページによると、「昭和38年が、明治16年に宮崎県が再県されてから80年になることから、置県80周年を記念して、『郷土の花』を公募した結果、『はまゆう』」に決まったとのことです。

分かりづらくて恐縮なのですが、写真は宮崎市と日南市の境界付近にある「いるか岬」で咲いていたはまゆう。その花言葉は「どこか遠くへ」。青く広がる日南海岸を見渡しながら、「どこか遠くに旅したいなあ」と思っているようにも見えますが、事実、はまゆうのコルクのような種は海流に乗って遠く旅をして、温暖な海岸に漂着すると芽を出して繁殖するのだそうです。なんともロマンチックですね。

コロナ禍にあって自由な往来ができない状況が続いていますが、気持ちの中でだけは、はまゆうのように大海原を自由に旅したいものだと考える今日この頃です。

七夕2021

 7月7日は七夕。各老健施設でも七夕飾りを作り、利用者の皆様の願いをしたためた短冊を下げ、この日を迎えていらっしゃるのではないでしょうか。

昨年からの新型コロナウイルスの影響で、全国各地の七夕まつりも、従来とやり方を変えたり、あるいは開催を断念したりしているところもあるのではないかと思いますが、人々の願いと祈りは、きっと星に届いているはずです。

そして老健施設で高齢者ケアに携わる者の一人として、利用者の在宅復帰、在宅療養支援に注力し、みなさまが健康で楽しく、生きがいを持って過ごせるようサポートして参りたいと思います。

心を磨いて7月スタート

【Polish Your Mind

素直な心を磨き上げることが

最高の綺麗を生み出します

優しい気持ちで言葉を選び

大切な人に贈りましょう

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7月になりました。気がつけば令和3年も半分が過ぎてしまったわけです。昨年に続き、新型コロナウイルスに翻弄される中、あっという間の6ヶ月だったように思います。

でも慌ただしいからといって、利用者に寄り添う心を忘れてしまってはいけません。自分を見つめ直し、素直な心を磨き上げて、残り6ヶ月、心機一転スタートさせましょう。

自由に咲かせてあげましょう

【Bloom In Your 3D Space

自由に咲ける3次元空間

座標の取り方はあなた次第

あなただけの咲き位置で

あなたらしく咲いて下さい

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介護保険サービスのもとで働いていると、「『介護』とは心、身が不自由な人の食事や入浴、排泄など、身の回りの事を『してあげること』」という考えについ陥りがちですが、けっしてそうではありませんね。

独力で日常生活を送るのが困難な人が、その人らしく、生き甲斐を持っていきいきと生活し、人生の花をその人らしく咲かせることができるよう、その人にとって必要な支援をすることが介護なのではないかと思います。

花々が自分の座標を自由にとって咲き誇っているように、利用者の皆様がそれぞれの尊厳を保ち、自分の自由意志で日々をおくり、充実した人生を送れるよう、多職種が連携をしっかりとり、おひとりおひとりの咲き方を、その人らしく支えるムケアを行って参りたいと考える次第です。

有り難き風景

ありきたりな風景の

かけがえのない姿

ああ時よこの悠久を

平穏の風と緑の中に

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コロナ禍にあって、連日深刻なニュースが伝えられ続けていると、これまで何気なく眺めていた風景すら、その有り難さに気づくようになった今日この頃です。

人と人との絆についても然り。老健を利用されている皆様も、大切な人と会えない状態がずっと続いている方が少なからずおられることと思います。私達がその人の代わりがそっくりそのまま務まるわけではありませんが、その心中を慮ってコロナ禍以前よりもなお一層の寄り添う気持ちを持ち、日々のケアに当たって参りたいと思う次第です。

心の太陽になろう

【The Sun In My Heart It’s You】

あなたという

心の太陽がいて

僕の一日は

こんなにも

まぶしいのです

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観測史上2番目の早さで梅雨入りした2021年の九州南部。前4年梅雨入りが、

〇2020年:5月30日頃

〇2019年:5月31日頃

〇2018年:6月5日頃

〇2017年:6月6に頃

であることを考えると、2021年の5月11日というのがいかに早いかわかります。

雨が続くと心も湿りがち。とりわけコロナ禍にある今年は、それだけで気分が滅入ってしまいそうですが、これは利用者の皆様とて同じこと。おひとりおひとりの心の太陽となり、明るさとぬくもりを届けられるよう、日々のケアにあたりたいと思う今日この頃です。

「森林の日」(5月20日)

5月20日は「森林の日」。これは「森林」という漢字には「木」という字が5つ入っていることに加え、総画数が20画であることにちなんでいるそうです。これを制定したのは村名に「美」の字がつく全国10村で結成された「美し村連邦」とのこと(平成の大合併でほとんどの村が消滅したため2003年に解散するも、記念日は存続)。

宮崎県はスギ丸太生産量がなんと30年連続で日本一を続けています。県の森林面積は58万6千ヘクタールで、これはなんと県土の76パーセントに当たるそうですから、本県は豊かな森林資源と環境に恵まれた森林王国と言ってもよいのではないでしょうか。

今年は観測史上2番目の早さ、5月11日に梅雨入りしてしまい。森林浴を楽しめるのは梅雨明け後になりそうですが、感染症対策はもとより、食中毒予防にも徹底をはかりながら、森との再会を待ちたいと思います。

Smile & Blessing Song ~心の笑顔をたやさずに~

【Smile & Blessing Song】

今日のあなたの

まぶしい微笑みに

祝福の歌を

捧げます

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マスクで口もとを隠す必要に迫られて早1年以上が過ぎました。まさか夏場にもマスクを?と戸惑った人も少なくなかったであろう昨年に対して、今年はもう季節を問わずマスクでウイルスから身を守る事が世界の常識になってしまったようです。

「パラダイムシフト」とは、「その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化すること(ウィキペディア)」を言いますが、まさしくコロナで世界の認識が大きく変わり、人類の歴史の中でも最も大きいものの一つと言ってよいほどのパラダイムシフトが、このわずか1年あまりの間に生じてしまいました。

介護の現場で仕事をする者の一人として、高齢の利用者の皆様と接するにあたり笑顔は大事なコミュニケーションだと考え、常日頃から笑顔で接してきたわけですが、マスクで口を覆った状況での笑顔がどれだけ相手に伝わっているだろうかと自問する今日この頃です。

とはいえ、仮にマスクをしていないとしても、作り笑いや愛想笑いでは、心の通い合ったコミュニケーションはできないのではないでしょうか。そう考えると、たとえマスクで口を隠しても、心の笑顔は満面に浮かべて、コロナ禍で沈み込みがちな皆様の気持ちに寄り添い、ぬくもりと輝きを届けながらケアにあたっていきたいと考える次第です。

松葉海蘭を見習って

【Flower That Accept Difficulties

あらゆる困難を

やわらかな曲線と

しなやかな弾力で受け止めて

優しく笑ってみせる

そんな心で咲いていたいんです

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写真は「松葉海蘭」。「まつばうんらん」と読むこの小さな花は、花が海蘭(うんらん)に似て、葉が松葉のように細かいことが和名の由来ですが、蘭の仲間ではなくゴマノハグサ科ウンラン属の一年草です。北アメリカ原産の帰化植物であるこの花は、荒れ地のような厳しい条件下でも繁殖できることから、道ばたや庭などに勝手にどんどん生えてくるため、草むしりの際などにどんどん抜かれてしまう存在でもあります。

しかし、そのほっそりとした姿に似合わないしたたかさを思うと、様々な困難をその柔軟性と弾力性で受け止めつつ、優しい笑顔で咲いてみせる姿、私達人間も見習うべきものがあるのかもしれないと思い、上のような詩を書いてみました。

この松葉海蘭の花言葉は「喜び」、「輝き」。コロナ禍で大変な状況ではありますが、喜びと輝きあふれる未来を信じ、松葉海蘭のようにたくましく咲いて、笑顔で日々の業務に励みたいと思います。

波長を合わせよう

【Wavelength Of Love And Flowers

花が揺らいで

波動が生まれ

波長が合って

愛が生まれる

・・・・・・・・・・・・・・

花が風に揺れている姿を眺めていると、花は刻一刻と変化する風の向きや強さに上手に自身の動きを合わせている、というふうに考えながらシャッターを押した一枚です。

介護の現場で働く私も、刻一刻と状況が変わりかねない利用者の皆様の心身の動きを俊敏かつ的確に把握し、それに波長を合わせ、愛情を持って接することで、揺るがない互いの信用、信頼関係が生まれるのではないでしょうか。明日から薫風香る5月。心地よい風を感じながらケアに励んで参りましょう。

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