雑談

「森林の日」(5月20日)

5月20日は「森林の日」。これは「森林」という漢字には「木」という字が5つ入っていることに加え、総画数が20画であることにちなんでいるそうです。これを制定したのは村名に「美」の字がつく全国10村で結成された「美し村連邦」とのこと(平成の大合併でほとんどの村が消滅したため2003年に解散するも、記念日は存続)。

宮崎県はスギ丸太生産量がなんと30年連続で日本一を続けています。県の森林面積は58万6千ヘクタールで、これはなんと県土の76パーセントに当たるそうですから、本県は豊かな森林資源と環境に恵まれた森林王国と言ってもよいのではないでしょうか。

今年は観測史上2番目の早さ、5月11日に梅雨入りしてしまい。森林浴を楽しめるのは梅雨明け後になりそうですが、感染症対策はもとより、食中毒予防にも徹底をはかりながら、森との再会を待ちたいと思います。

Smile & Blessing Song ~心の笑顔をたやさずに~

【Smile & Blessing Song】

今日のあなたの

まぶしい微笑みに

祝福の歌を

捧げます

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

マスクで口もとを隠す必要に迫られて早1年以上が過ぎました。まさか夏場にもマスクを?と戸惑った人も少なくなかったであろう昨年に対して、今年はもう季節を問わずマスクでウイルスから身を守る事が世界の常識になってしまったようです。

「パラダイムシフト」とは、「その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化すること(ウィキペディア)」を言いますが、まさしくコロナで世界の認識が大きく変わり、人類の歴史の中でも最も大きいものの一つと言ってよいほどのパラダイムシフトが、このわずか1年あまりの間に生じてしまいました。

介護の現場で仕事をする者の一人として、高齢の利用者の皆様と接するにあたり笑顔は大事なコミュニケーションだと考え、常日頃から笑顔で接してきたわけですが、マスクで口を覆った状況での笑顔がどれだけ相手に伝わっているだろうかと自問する今日この頃です。

とはいえ、仮にマスクをしていないとしても、作り笑いや愛想笑いでは、心の通い合ったコミュニケーションはできないのではないでしょうか。そう考えると、たとえマスクで口を隠しても、心の笑顔は満面に浮かべて、コロナ禍で沈み込みがちな皆様の気持ちに寄り添い、ぬくもりと輝きを届けながらケアにあたっていきたいと考える次第です。

松葉海蘭を見習って

【Flower That Accept Difficulties

あらゆる困難を

やわらかな曲線と

しなやかな弾力で受け止めて

優しく笑ってみせる

そんな心で咲いていたいんです

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写真は「松葉海蘭」。「まつばうんらん」と読むこの小さな花は、花が海蘭(うんらん)に似て、葉が松葉のように細かいことが和名の由来ですが、蘭の仲間ではなくゴマノハグサ科ウンラン属の一年草です。北アメリカ原産の帰化植物であるこの花は、荒れ地のような厳しい条件下でも繁殖できることから、道ばたや庭などに勝手にどんどん生えてくるため、草むしりの際などにどんどん抜かれてしまう存在でもあります。

しかし、そのほっそりとした姿に似合わないしたたかさを思うと、様々な困難をその柔軟性と弾力性で受け止めつつ、優しい笑顔で咲いてみせる姿、私達人間も見習うべきものがあるのかもしれないと思い、上のような詩を書いてみました。

この松葉海蘭の花言葉は「喜び」、「輝き」。コロナ禍で大変な状況ではありますが、喜びと輝きあふれる未来を信じ、松葉海蘭のようにたくましく咲いて、笑顔で日々の業務に励みたいと思います。

波長を合わせよう

【Wavelength Of Love And Flowers

花が揺らいで

波動が生まれ

波長が合って

愛が生まれる

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花が風に揺れている姿を眺めていると、花は刻一刻と変化する風の向きや強さに上手に自身の動きを合わせている、というふうに考えながらシャッターを押した一枚です。

介護の現場で働く私も、刻一刻と状況が変わりかねない利用者の皆様の心身の動きを俊敏かつ的確に把握し、それに波長を合わせ、愛情を持って接することで、揺るがない互いの信用、信頼関係が生まれるのではないでしょうか。明日から薫風香る5月。心地よい風を感じながらケアに励んで参りましょう。

4月22日はアースデイ

4月22日は「アースデイ(地球の日)」。1970年代にアメリカの市民団体によって始まり、世界各地で地球の環境問題を考えようと、様々なイベントや運動が行われてきましたが、コロナ禍にある2021年は、大規模な催しは自粛されるものと思います。しかし世界レベルで深刻化している環境破壊は、人類共通の課題と言えます。

豊かな自然が残る宮崎県ですが、やはりこの問題を避けて通るわけにはいきません。イベント等に参加しなくても、ひとりひとりが身近な視点から環境問題を考えるアースデイにしてみてはいかがでしょうか。

歌ってあげて

Let’s Sing As It Is

あなたの声が聴きたくて

この世に開く花だから

歌ってあげてくださいね

あなたの心のあるがままを

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花にはそれぞれ「花言葉」があるように、花には人間とのコミュニケーション能力があるかもしれない、とふと考える時があります。そうでなくとも花が生活の中にあるだけで、心が和み、癒やされますから、古来より花の存在は人類にとって大きな意味をもっていたと思います。

そう考えると、花の立場からしても、人間の存在も何かしら意味があるのではないでしょうか。人間が花に寄り添い、愛でることで、花はより美しく、いきいきと咲いてくれるのかもしれません。

この花を愛し、いたわる気持ちは、私たち介護の現場で働く者の心がけにも相通じるものではないでしょうか。利用者の皆様に愛情をもって接し、偽りのない気持ちで語りかけることで、利用者も心のつぼみを開き、心の花言葉を伝えてくれると思います。

今日も皆様と心を通わせ、幸せの歌声を重ね合いましょう。

互いを認め合おう

【Acknowledge Each Other

互いの美しさを認め合い

互いの優しさ尊敬し合い

互いの思いを重ねることで

心輝き愛の花咲く

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「花鳥風月」と言えば、天地自然の美しい景色の事を言いますが、そのうちの「花(さくら)」と「月(満月)」の2ショットを撮ってみました。

互いに美しいものどうし、お互いを褒めたたえているようだなあ、と思いながらシャッターを切りましたが、人と人との関係も、このようにお互いの良さを認め、尊重しながら、互いを高め合っていきたいものだと思った次第です。

今年のシーズン過ぎてしまいましたが、各地で美しく咲き、そして可憐に散り、私達を楽しませてくれました。また写真のように月とのコラボを堪能された方もおられるかと思います。他者の良い所を発見し、互いを認め合い、ほめる心を大切にしながら、来年の花と月の共演を楽しみに待ちたいと思います。

川終わり朝始まる春

【川終わり朝始まる春】

107キロの長旅を

ようやく終えた大淀の

川が出会うは日向灘

朝陽を受けて緩む水

仰ぎ見たれば一ツ葉の

橋も輝き燃ゆる春

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写真は大淀川の河口。鹿児島県曽於市末吉町南之郷に発し、都城市から宮崎平和を流れ、日向灘に注ぎます。全長107キロメートル、平均流量毎秒105.86立方メートルの一級河川で、「宮崎の母なる川」とも言われます。その最も河口に近い所に架かっているのが一ツ葉大橋。一ツ葉有料道路南線の宮崎市高洲町から大字田吉にかけてまたがっているこの橋の上から朝日が顔を出してきた瞬間を撮影しました。

静かで厳かで平和春の朝。いかにも宮崎県のキャッチフレーズ「日本のひなた」らしいこの光景が、ずっと変わらずにあり続けて欲しいと思い、願いながらシャッターを切りました。

ハマダイコンを見習って

【Smile With Flowers & Cry With Roots

桜だ梅だと騒いじゃいるが

華ある花だけ花じゃない

おいらはアブラナハマダイコン

大淀河原の荒れた砂

誰が見るでもないけれど

花で笑って根っこで泣いて

みんなの平和幸せを

そっと咲いてはずっと待つ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

写真の花はアブラナ科のハマダイコン。大淀川の河原の砂地、訪れる人もあまりないような場所で、小さいけれど健気に咲いて、春風に揺られていました。

台風や大雨の時など、水位が上がり、濁流にのまれるような場所でも、文句一つ言わずに頑張って、誰に誉められるでもなく、このように咲いてくれている姿は、まさに「花で笑って根っこで泣いて」という表現が似合うようです。

このハマダイコンの花言葉は「ずっと待っています」。コロナ禍の中、制限のある生活をずっと余儀なくされていますが、ワクチン接種も始まるなど、収束への期待が見えつつあります。ハナダイコンを見習って、皆がマスクから解放され、笑顔で挨拶を交わす日が戻ってくるのをずっと待ちたいと思います。

花で笑って根っこで泣いて

【Smile With Flowers & Cry With Roots

桜だ梅だと騒いじゃいるが

華ある花だけ花じゃない

おいらはアブラナハマダイコン

大淀河原の荒れた砂

誰が見るでもないけれど

花で笑って根っこで泣いて

みんなの平和幸せを

そっと咲いてはずっと待つ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

写真は大淀川の河川敷に咲いていたアブラナ科のハナダイコン。花言葉は「ずっと待っています」だそうです。

梅に名の花、そして桜や桃などが、代表的な春の花便りとしてよく報じられますが、このハナダイコンも、荒れた土地でもしっかりと根を張って、小さな花を咲かせ、地球の一員としてその存在をアピールしています。

花屋に並ぶでもなく、また家々の花瓶に飾られることもあまりないであろうこのハナダイコンですが、「花で笑って根っこで泣いて」の通り、水位が上がれば濁流に揉まれるような場所で、しっかりと根を張りながら優しい笑顔で咲いてくれている姿に心を打たれます。

コロナ禍にあってなかなか春を満喫できない状況ではありますが、感染対策の徹底を継続しながら、このハナダイコンを見習って、みんながマスクから開放され、笑顔いっぱいで暮らせる日が戻ってくるのを待ちたいと思います。

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