もうすぐの春

【もうすぐの春】

風のすき間で

優しさが歌ったら

空の継ぎ目で

温もりが奏でたら

春楽団は

もうすぐ開演

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 こよみの上では春ですが、まだまだ寒い日が続いています。またインフルエンザ等、感染症への対策も手綱を緩めることはできません。利用者の皆様の体調管理に万全を期しながら、爛漫の春到来をみんなで待ちましょう。

せいりょく争わず

【せいりょく争わず】

青と緑しかない世界

青と緑が共演する世界

青緑争いのない世界

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 写真は西都市茶臼原で撮った一枚。緑の茶畑のかなたには青い尾鈴の山並み、そして上空は澄み渡った青空が広がっています。こんな青と緑の景色を眺めていると、青緑争い、じゃなくて勢力争いなどせず、みんなで手を取り合って仲良くやっていきたいなあ、という気持ちがわいてきます。

老健施設も他職種協働が大事。勢力争いなどもってのほか。職種間、スタッフ間で情報を共有し、利用者本位のケアに努めてまいりましょう。

ご確認を!「平成30 年度介護報酬改定に関するQ&A(Vol.8)」

『平成30 年度介護報酬改定に関するQ&A(Vol.8)(平成31 年2月5日)』 の送付について(介護保険最新情報vol.697)」が全老健ホームページにアップされていますので、こちらからご確認方お願いいたします。

創傷治癒と栄養管理学びました(栄養・給食研究部会:その2)

 さらに「摩擦・ずれによって、皮膚が裂けて生じる真皮深層までの損傷(部分損傷)」である「スキン-テア(皮膚裂傷)」について、「身体に加わった骨と皮膚表層の間の軟部組織の血流を停止させる。この状況が一定時間持続されると組織は不可逆的な阻血性障害に陥る」ことにより生じる褥瘡との違いや急性期から慢性期まですべての場面で発生するスキン-テアの発生時の状況、そしてスキン-テア周囲皮膚の所見として認めた第1位は「乾燥」で、全体の76.8パーセントにものぼることを踏まえ、コラーゲンペプチド含有飲料を摂取することで、高齢者のドライスキンが有意に改善され、スキン-テアの予防になる事などが試験結果を交えながら解説されました。

褥瘡やスキン-テアなどの創傷治癒のために、栄養管理が重要である事を再認識できた、大変有意義な講義で、参加者は自施設での実践に役立てようと真剣な表情で受講していました。

(↑会場では栄養管理をサポートする製品の展示もあり、高い関心を集めていました)

 研修会はその後同部会の決算報告、事業計画報告がなされたのに続き、情報交換会があり、各施設で抱える問題や対応策などについて忌憚のない意見のやりとりが行われました。

(おわり)

創傷治癒と栄養管理学びました(栄養・給食研究部会:その1)

 栄養・給食研究部会は2月9日、潤和リハビリテーション財団本部で研修会を開きました。23人が参加し、創傷治癒と栄養管理について学びました。

(↑開会の挨拶をする同部会の前田 緑副委員長)

 今回の研修会は講師としてニュートリー株式会社営業本部の山田光紀課長を招いて実施しました。テーマは「創傷治癒と栄養管理」。まず褥瘡について発生のメカニズム、予防の治療の優先順位、発生のリスク因子などを、スライドを用いて説明がありました。

(↑快活で歯切れの良い話で講演して下さった山田課長)

 それを踏まえて微量栄養素(ビタミン全般とミネラルの中での鉄・亜鉛・銅・セレンなどの微量元素を指し、人間の身体の中では作ることのできない栄養素)の働きを解説。その中で日本人の食事摂取基準と比較した褥瘡ガイドラインにおける微量元素について具体的な説明があると、参加者はレジュメにラインを引くなどして確認していました。

 また感染と栄養の悪循環、細菌などの外敵からの生体防御に必要ではあるものの、必要以上だと生体を傷害するため除去が必要なフリーラジカル・活性酵素について、損傷のメカニズムや抗酸化作用のある微量栄養素摂取の大切さなどについて学びました。

 続いて、肌や筋肉、骨、軟骨などを構成するたんぱく質の一種で体に不可欠な成分であるコラーゲンについて、コラーゲンペプチドとの違い、コラーゲンのアミノ酸割合、コラーゲンにしか存在しないアミノ酸「ヒドロキシプロリン」、コラーゲンペプチドの吸収、コラーゲンペプチド特有のジペプチド結合などについて触れた後、コラーゲンペプチドの経口摂取によって血漿中のジペプチド濃度が上昇するなどして褥瘡治癒促進効果があることが、比較試験で実証された研究結果を交えながら説明がなされました。

(つづく)

いっきいちゆう

【いっきいちゆう】

色々あって

一喜一憂

その帰り道の

一黄一夕

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 写真は国富町から眺めた高千穂峰に沈もうとする夕陽をおさめたもの。「黄色」というよりだいだい色に近い夕陽ですが、この「一黄一夕(いっきいちゆう)」の宮崎の美しい自然のドラマを見ていると、一喜一憂あった一日も穏やかな心で明日への備えができそうになります。

はるか昔から守り、育ててきた宮崎の自然とその光景、大切に次の世代に残していきたいですね。

火の用心

 1982年(昭和57年)2月8日はホテルニュージャパン火災があった日でした。3時24分という時間に発生した火事は火元の9階と10階を中心に9時間にわたって燃え続け、33人もの犠牲者を出しました。防火設備や、通報、避難誘導などが徹底されていなかったことなどが被害を拡大させ、大変な惨事となりました。

 各施設でも火災を想定した訓練や設備の点検が行われているかと思いますが、空気が乾燥し、強風もが吹きやすい今日この頃です。いま一度気持ちを引き締め、知識や情報、技術を再確認し防災への備えを徹底いたしましょう。

9日は栄養・給食部会研修会(気をつけてお越しを)

 2月9日(土)は13時30分より栄養・給食研究部会主催の研修会を宮崎市の潤和リハビリテーション財団本部1階研修室で開催します(13時受付開始、16時15分終了)。

 当日は講演やグループワーク等を通じ学んでいきます。参加を予定されている方は気をつけてお越し下さい。

なお、当日の模様は後日レポートいたしますので申し添えます。

私を忘れないで(2月7日の誕生花「わすれな草」)

 2月7日の誕生花は「わすれな草」。英語名の「Forget-Me-Not」というタイトルで尾崎豊が十代最後にレコーディングした曲としても知られています。

 「原色の孤独」や「孤独の証明」などの曲も世に出した尾崎豊。様々な葛藤の中で我々には想像できない孤独と戦いながら曲を作り、歌い続けていたのでしょうか。そして彼は民家の庭先で孤独な最後を遂げました。1992年4月25日、26歳という若さでした。

 わすれな草の花言葉はその名が表すとおり「私を忘れないで」。施設における高齢者虐待が社会問題になっている昨今ですが、暴力や暴言などと同様、相手を無視することも高齢者の意欲や自立心を低下させ、孤独感を助長させる虐待であり、精神的に大きな苦痛を与えかねません。忙しさかまけてつい「ちょっと待って」となりがちですが、そのひと言が利用者に孤独感を与えてしまわないとも限りません。

 「あなたのことを忘れはしません。いつでもそばにいます」そんな言葉や態度、心掛けをかかさないよう、今一度自らを振り返る、そんな2月7日にいたしたいと思います。

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