十七のしゃがれたブルースを聴きながらセンチなため息をつくのは、尾崎豊の「十七歳の地図」、すなわち”セブンティーンズマップ”ですが、こっちは”セブンティズガイド”と言えばいいのでしょうか。「70代以上も運動指針」という見出しが10月26日の宮崎日日新聞にありました。
これは、高齢化の進展で介護予防の重要性が増しているのを受けて、厚生労働省が国による”運動のすすめ”とも言うべき「運動指針(エクササイズガイド)」を改訂する方針だという内容の記事でした。これまで20代から60代を想定していたものを、70代以上の高齢者も利用しやすいようにするのだそうです。健康維持にお年寄りも無理の無い範囲で体を動かす習慣を身につけてもらいたいという考えに基づくとのこと。エネルギー消費量について、”屋内の掃除20分”、”子どもと遊ぶ15分”、”軽いジョギング10分”などを1“エクササイズ”という独自の単位に換算し、1週間に23エクササイズ以上を推奨していると書いてありましたが、分かりにくいという指摘もあり再考するそうで、みんなが楽しく運動に取り組めるよう、何か馴染みやすくて、張り合いがでるような、そんな単位、そして内容になるといいと思います。
「十七歳の地図」で尾崎豊は「たいしていいことあるわけじゃないだろう」と嘆いていますが、「70歳以上の運動指針」は、「いいこと一杯、盛りだくさん!!」となるべく、「誰もが気軽に、継続的に取り組めるメニュー」になって欲しいものです。ついでに、そのためのテーマソングもできるといいと思います。うずうずした気持ちで運動し続け、汗まみれになれるように(^_^)。そして、すてきな夢を忘れやしないように(^o^)。