栄冠は誰に輝く?

 甲子園と言えば、やっぱり春より夏でしょうか。暑いときに見ると、より熱くなります。ただし熱中症にはご用心。今年もその県予選が始まりました。

 「白球の残像」は、阪本浩一の作品。昭和63年に講談社から出ていますから、もう四半世紀前の、甲子園を舞台にしたミステリーです。ある名門強豪校、とにかく打線が強力。しかも、ピッチャーが投げる球種を「コンピューター」のように読み切ってしまう。サインを変えても無駄。どのバッターも、来た球を「条件反射」のように叩き返し、ヒットを量産、得点を積み上げるのだ。彼らは天才集団なのか・・・・・?答は「否!」。実はそれには驚くべきからくりがあったのだった。そのからくりのために尊い命が犠牲になり、純粋に白球を追う甲子園球児達の汗が、あろうことか野球賭博に利用されてしまうのだ。

 作品の中盤までは、そのからくりがまったくわかりませんが、それが解き明かされると驚きです。「はあーーーっ(-_-)、勝つためにそこまでやるかよ!?」と憤りを禁じ得ませんが、それを考えついた著者の力量には脱帽です。さすがは第34回江戸川乱歩賞受賞作です。

 ただし、そこは四半世紀前。ストレートとカーブが主流の時代だったから成り立った作品かもしれません。「高速」スライダーや、手元で小さく変化する球種を高校生が投げる現在の投球術では、通用しないからくりでしょう。興味がある方はご一読を。

 それはさておき、この夏、甲子園への切符を手にするのはどこの高校でしょうか。そしてそして、その大舞台でどんな活躍を見せてくれるでしょうか?いまだ全国制覇を成し遂げていない我が県。「今年こそは!」と願って止まない県民は、私だけではないはずです。

明けの明星綺麗です

 「明日早出なんだけど、早起きって苦手なんだよなあ(+o+)」という老健職員の皆様に、ちょっとだけ早起きが楽しくなるかな?という話題です。

DSCN2105.JPG  写真は日の出前の東の空を撮影したもの(76日午前430分頃撮影)です。明るい2つの星が輝いているのがおわかりいただけますでしょうか。下のまぶしいのが金星、そしてその上で金星よりちょっと暗いのが木星です。また、写真ではわかりませんが、金星の下にはおうし座の目の部分にあたる赤い一等星、アルデバランも見えます。同じく、写真ではわかりませんが、木星の上には「すばる」ことプレアデス星団も見えて豪華です。さらにさらに、714日から16日にかけては、これに細い細い下弦の月も加わってきます。一番の見ごろは15。上からすばる木星アルデバラン金星という千両役者達がずらーっと並びますからこいつはゴージャス(^_-)-☆。

 宮崎では残念ながら拝めなかった金環日食。しかしそれだけが天体ショーではありません。早起きして谷村新司さんの名曲「昴」に耳をかけながら夏の星々の「座長大会」を満喫してみてはいかがでしょうか。

 なお、その美しさについつい見とれてしまい、気が付いたら早出業務に遅刻してしまったΣ(゚д゚lll)・・・となったとしても、当協会としては責任を負いかねますので申し添えます。

リスマネジメント

 ジメジメ、ムシムシした日が続いています。食中毒を引き起こす細菌達にとってはさぞかし住みやすかろうけれど、人間ならば快適に過ごすのは困難な季節です。食べ物もそうですが、床は滑りやすく、外も転びやすい。精神的にもイライラしがち・・・。そうなる時期だからこそ、様々なリスクに対して細心の注意が必要となってきます。リスクマネジメントの徹底をお願いします。

 そんな今日この頃、「プッ(^.^)」と吹き出すようなニュースを耳にしました。動物園から30匹のリスが逃げ出した。さあ大変!と飼育員たちが必死に捕獲作戦を繰り広げたら数が合わない!それが「足りない」んじゃなくて「多い」ときたものだから摩訶不思議。どうやら39匹もいることがわかったそうです。

 「これは”リスクマネジメント”、じゃなくて”リスマネジメント”がどうなってるんだ?」捕獲に長期戦を覚悟されているという関係者の方々には大変失礼とわびつつも、思わず笑ってしまったのですが、相手がリスだからちょっとだけほのぼのしたニュースになったわけです。これがライオンやコブラやタランチュラなどだったらそういうわけにはいきませんものね。

 それはともかく、私たちの場合は「リスマネジメント」じゃなくて「リスクマネジメント」が大事です。それぞれの職種に、それぞれのリスクが顕在、潜在していることを常に念頭に置いて業務に当たりましょう。「リス」じゃありません。「リスク」です!

買って兜の緒を締めよ!

 1986年(昭和61年)の75日。「買って兜(かぶと)の緒を締めよ!」ということになったのです。「勝って兜の緒を締めよ!」ではありません。何のことか?かぶと、すなわちヘルメットの事です。ミニバイクを運転する際にヘルメットをかぶることが義務づけられたのがこの日なのです。

そうなんです。今ではミニバイクに乗るとき、当たり前にかぶっているヘルメット。それまでは必ずしもかぶらなくても良かったのです。嘘じゃないです。頭むき出しで公道を平然と乗り回しても良かったんです。それまでは。もちろん制限速度は時速30キロでした。でも、それではさすがに危ないだろうということになったのでしょう。今から26年前の今日、「ミニバイクも必ずヘルメットをかぶること!!」となりました。

さあ、困った!!<(_ _)>。今までヘルメットをかぶらずに乗っていたものだから、買わなくちゃならない!すなわち「買って兜の緒を締めよ!」です。当時持っていたミニバイクは5,000円で購入した中古。それに乗るために、それ以上のお金をはたいて赤いヘルメットを泣く泣く買ったのでした。しばらくはバイクそっちのけで、ヘルメットを大事に磨く日々が続いたのも、今となっては懐かしい思い出です。

我が国のミニバイク事情は、そのような歴史をたどって今日に至っているわけです。しかし、ヘルメットを買って、それをかぶったからと言ってそれで安心というわけではありません。ヘルメットをかぶり、あごのベルトをぎゅっとしめた時に、「さあ、今から運転だ!ヘルメットをかぶっても油断せずに安全運転を心がけるぞ!」と気を引き締めることが重要です。ということは、前言を覆してしまいますがやっぱり「勝って兜の緒を締めよ!」ということになるわけですね、はい。

言ってはいけない(看介部会研修補足)

 68日に当協会看護介護研究部会が開催した、管理者研修会の模様につきましては、先頃ホームページでその模様を紹介いたしたところです。

 その研修会の中で、講師の小宮裕恵先生(総合メディカル株式会社DtoDコンサルティング本部)から、「先輩・上司から言われて辛かった・幻滅した言葉」についてご教授頂きましたので紹介いたします。その言葉とは・・・

 

○「そんなこともまで出来ないの?」

○「あなたがいると(仕事が)まわらない」

○「何回目?じゃあ出来るよね」

○「今までに習わなかったの?」

○「なんでやらないの?言ったよね」

○「わたしに聞かれても分からん!担当でもないし・・・」

○「○○さんはこのくらい、すぐ出来ていたのにね」

○「おまえの責任だから」

○「わたしが上に怒られるんだけど」

○「あんまり関わりたくないなぁ」

○「『はぁぁ』っと、大きなため息」

 

 いかがでしょうか。言った経験、言われた経験はないでしょうか?たしかに言われた方は”ガビーン☆=>=>=>(+_+。)“ですね。その一方で、言う方にとっては、”思わず口走ってしまいそうな言葉”とも言えるのではないでしょうか。「己の欲せざる所は人に施すことなかれ」。「言ってはいけない言葉」と肝に銘じましょう。

悩み事一斉相談実施中(宮崎県)

 新聞等でご覧になった方もおられると思いますが、宮崎県(福祉保健部 障害福祉課 就労支援・精神保健対策室)では72日から78日までの1週間、県民の心や体の悩み等、様々な問題や悩みについて相談にのる「悩み事一斉相談」が実施されています。

 老健の利用者様やご家族様はもちろん、老健職員やその家族など、県民だれでも相談できる機会ですから、是非利用されてみてはいかがでしょうか。

 詳細はこちら宮崎県「悩み事一斉相談」のホームページ)をご覧ください。

早く年をとりたい(^o^)

 623日の朝日新聞の「55プラス」のコーナーには、「早く年をとりたがる」という人達が紹介されていました。そういえば子供の頃、「早く大人になりたーい!そしたら宿題しなくていいもーんヽ(^o^)丿」と思っていましたが、これはちょっと違います。

 その記事は、「マスターズ陸上」の話題。「いくつになっても楽しめる生涯スポーツ」とありました。原則35歳以上で会員登録すれば、だれでも、何歳でも大会に出られるから手軽です。しかも、都道府県の大会から全国8ブロック、全日本マスターズ、そしてアジアマスターズ、さらには世界マスターズ陸上と、世界への扉が開かれているのも魅力です。昨年度は95件の日本新記録が生まれ、そのうち6件が世界新記録というから驚き!こりゃあロンドンオリンピックに出場する選手達にとっても、刺激と励みになるのではないでしょうか。

 とりわけ感慨深いのが、その記録は5歳刻みでクラス分けされた中で、それぞれ記録を競い合うという制度。そのため、60歳や75歳などクラスが1つ上がると「最年少選手」になるため、新記録が狙いやすくなり、そこで「マスターズの選手はみんな早く年を取りたがる」ということになるのだそうです。だから、64歳の選手だと、「早く65歳になりたい!!」と願いながらそれぞれの種目の練習に打ち込むわけです。もちろん狙うは「年金」じゃなくて「金メダル」!

当然ながら記録を目指すだけがマスターズ陸上ではありません。生涯スポーツに取り組むことで心身の健康が保て、練習や競技を通じて国内外の仲間と交流の輪が広がるのも大きな魅力のようです。マスターズ陸上に取り組むことで、「年を取ること」にすこぶる「前向き」になれるかもなあ、と感銘を受けました。もしも競技種目に「背走」なんてのがあれば、これは「後ろ向き」かもしれませんけれど・・・、たぶん、その種目は無い、はずです(~_~;)

DSCN2085.JPG  ↑写真はマスターズ陸上大会ではないのですが、610日に行われた県民スポーツ祭の100メートル競走の様子。この大会も同じく5歳刻み。老男女が健脚を競っていました。

のばせばのびる

 「のばせばのびる カツレツの肉よ のばしてのびない月末の払い・・・」と歌いだすのは楠木繁夫の名曲、というかコミックソング「のばせばのびる」です。作詞は江川真夫、作曲はなんとあの昭和の大音楽家、古賀政男です。1937年(昭和12年)ですから、知らない人の方が多いかなあ・・・。

 さて、その「のばせばのびる」をふと口ずさんでしまったのは、67日の宮崎日日新聞の記事を読んだ時のことでした。その見出しには「万里の長城21196キロに 総延長12000キロ増」とありました。唖然、茫然です。

 あの世界遺産である万里の長城を、中国国家文物局が調査したところ、これまで発表されていた8851.8キロよりなんと約12千キロ長い、21196.18キロにのぼることがわかったとのことです。もはや地球の半周以上ではありませんか。「のばせばのびる」と言っても、これはすごすぎますね。

 だけど、人間の可能性だってそれ以上に「のばせばのびる」のではないでしょうか。老健の利用者様はもちろん、老健施設に勤める私たちだって、無限の可能性を秘めていると思います。リハビリテーションを通じて「生活機能の維持・向上をめざし総合的に援助」することを理念と役割としている老健施設にとって、その可能性をのばすことは、使命と言っても過言ではありません。

中国には「後世畏べし(こうせいおそるべし)」という素晴らしいことわざがあります。これは「後世は先生の反対で、後輩、若者。若い人たちはこれから、どんなに出世するか、どんな偉大な人になるかわからない」という意味です(「日本・世界の『ことわざ』おもしろ辞典」、村石利夫、日東書院)。だけど、後世だって先生だって「のばせばのびる」と思います。万里の長城を見習って、みんなでどんどんのばそうではありませんか。そうです!カツレツを食べながら。「のばせばのびる」を歌いながら(^O^)

計画停電関連情報アップしました

 「お知らせ」のコーナーに、今夏の計画停電に関する情報をアップしました。これは、今後の計画停電に関する方針等について、九州電力に確認し、説明があったものです。

 なお、この「今夏の計画停電における九州電力への確認内容報告について」は、626日付け文書にて各会員施設の皆様にファックスにて送付しているものと同じですので申し添えます。

最近の投稿

アーカイブ

カテゴリー

老健みやざきFacebook

TOPへ